カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年06月27日
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カテゴリ: 推理小説
前回の続き。

小学生のときさらわれ、15年間地下室に閉じ込められていた秋吉 かなこ。
自由になった彼女は、まず自分を捕らえていた男を殺し、次に探索に手を貸していた女性議員を殺した。
しかし常人には、その行動パターンが読めない。

彼女が閉じ込められていた地下室に入った九十九一行は、彼女が多重人格となり、彼女を助ける少年の人格が殺人を犯したこと、その標的が
「テレビに出ていて、事件に関係があり、比較的居場所が掴みやすい」
ということで決定していることを突き止める。
だが、第三の事件をとめることはできなかった。
被害者たちにもある程度落ち度があるのが、少々の救いだ。


「これからは、天国か、地獄かですね。多重人格か、そうかないかで」
しかし以前彼女を見かけたことのある刑事は、そのときの彼女は
高圧的な俊介でも、
享楽的なショウコでも、
気弱な本人格のかなこでもなかったと証言する。

九十九は俊介に、「あなたがいる限りかなこさんは一生隔離病棟入りですよ」と脅しをかける。
確かにそれじゃ、自由になった甲斐がない。
犯人だけを殺す分には、正当防衛ですんだ可能性が高いのに、よほど他者に対する恨みが深いのか……。

「15年ぶりで見る青空は綺麗で……私は本当におかしいんですかね」
そして、憎悪の光に目が眩んだ復讐の女神は箱の中に戻る。
死刑となるか情量酌量がつくか、それは定かではない。





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最終更新日  2009年06月27日 20時51分52秒
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