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2008年04月01日
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カテゴリ: 遠野春日

2008年3月発売ノベルス覇帝激愛

勇猛で大胆不敵な王・璋紀帝は、狩りの最中に池のほとりで黄金の美しいかんざしを拾う。持ち主である青年・若蘭にかんざしを返して欲しいと乞われるが、若蘭の美貌に熱情と独占欲を感じた璋紀帝は、そのまま彼を自らの後宮に攫い……!?
華麗な王宮で、昼も夜も奪われる身体と注ぎ込まれる快楽。いつしかそれは、甘い愛の色を帯び、心に火を付ける……。
情熱と欲望と官能のラブロマンス、オール書き下ろし!! 

候秋菫(皇帝。こう しゅうきん)25 × 華公子・若蘭(天界人。50ぐらい?)
『情熱と欲望と官能のラブロマンス』っていうキャッチフレーズに負け、普段あんまり使わないbk1で購入した本で、受が天界の住人だとは知らずウホウホしてしまいました。

受の華公子は秋菫の倍ほども生きているわけですが、天界人は皆長寿なのであちらの世界では子供にケが生えた程度のほんの子供にあたるとか。なので人間界の年齢でいえば、身体的に20ぐらいだそうで、25歳と50歳のBLではないので安心してください(それはそれで面白そうですが)。

序盤ですぐに気がつくと思いますが、『天女と羽衣』の古代中国風ってところです。天界人である華公子が時空のひずみに遊びにきているところへ、なぜか秋菫が迷い込み、羽衣ならぬ簪を拾い、簪なしでは天界へもどれない華公子を自分のものにするというストーリーです。

秋菫の行動は、いっそ清々しいほどの横暴ぶりで、「殿、そんな御無体な~」という声が聞こえてきそうで面白いのですが、秋菫と華公子改め若蘭との夜の閨で宦官が介添えをあれこれするシーンが何度かあって、そういうのは好みから外れてしまうので気分が下降ぎみに。

若蘭の心が天帝にあると信じている秋菫は、嫉妬のあまり若蘭が衰弱しているのに気がつかず連夜挑み続けるのを、さすがに見かねた天帝が下界へ降りてきて秋菫をたしなめますが、筋金入りの俺様おとこの秋菫には欠片ほどの威力も発せず、天帝の目前で道具まで持ち出し責めだす始末。哀れ天帝はすごすごと天へお帰りに。



天界人は人を傷つけてはならないという掟があるらしく、結局意見することしか出来ず去ることしか出来なかったってわけです。じゃぁ一体ナニが出来るんだというと、人の心を見抜くことと、天気の操作。。。。。天に住む割にしょぼい能力(-_-;)

しかもこの天帝、「華公子は経験が浅く、まだほんの子供」だと秋菫には言いますが、実はその何十年も前、華公子にこっそり求愛しています。当然意味などわかってもらえるはずもなく、「百年後にもう一度求愛しよう」と悠長に構えていたら、鳶に油揚げみたいにあっさり横から持っていかれちゃった可哀想な人でした。

ラスト近くでお話の展開でポロリと涙がこぼれそうになった時、ようやく天帝の力の見せ所がやってきましたが、結局次の連れ添いを長い年月待つ事になったようです。
o(〃^▽^〃)oあははっ♪






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最終更新日  2008年04月01日 15時40分41秒
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