19世紀・・・未だ石炭が世界を支えていた時代。ウェールズのロンダ渓谷にはマールディ炭田があり、56鉱、炭鉱員4 万人、年産9百万トンの世界最大の規模で炭鉱夫は毎日厳しい状況下で炭鉱を掘っていました。それが、石油へとエネルギー転換の訪れと共に、炭鉱は次々と閉鎖され、炭鉱だけで成り立っていた小さな町の財政は崩れ、今ではすっかり「穴だらけ」の荒れ果てた土地にぽつんとあります。ジョン・フォード監督の「わが谷は緑なりき(How Green Was My Valley)」と言う映画はここが舞台になっています。