風・来・殿

2005.07.28
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カテゴリ: 通常



僕がいくら拒絶しても駄目だった彼女に…。

                        ***

僕は答えない。
言う気にもなれない。
ただ拒絶してほしいそれだけだ。
すみれさんはただ僕を見つめている。

何を望んでいるのか。
僕にどうしろと言うのだろう。



彼女がいきなり前触れも無く言った。
さっきとは違う冷たい声で。
僕はちょっと驚いて彼女を見る。
彼女は寂しそうに言った。

「…そっか。そうなんだね、白路くんは。でも、私はあきらめない。白路くんは本当は優しい人なんだよ。だから、私に……」
「何がわかるんだよ!?僕の気持ちなんてわからないだろう!?君は僕の何を知って……」

「何も知らないよ」

彼女の言い放つ言葉は僕は落ち着く。
何もかも彼女に見透かされたら僕は逃げる。
この場所を二度と通らないと決めていた。
でも、彼女の答えは僕の望んだ答え。


「ほっとけないの!白路くんには何かあったかもしれない。でも、それは過去でしょう!?今の白路くんに関係ない!……引きずっていてもそれは過去にしかすぎないんだよ!……私がこの世に存在しちゃいけないと同じように…」

彼女の表情は辛く寂しく切なく。
…泣いていた。
幽霊なのに泣けるのだろうか。
顔につたわる一筋の雫たち。



何でだろう。

彼女を泣かせたくない。
見たくなんかない。



ただ拒絶してほしかっただけなのに。



でも。


泣いてほしくはなかった。
僕は泣かしたくなかった。




僕に笑ってくれるなんて彼女が久しぶりだったから。





…彼女は僕を受け入れてくれるだろうか。

今のようにいてくれるだろうか。


失ってもいいから、彼女に話す。


そうすれば、彼女の役に何かたてるかもしれないと思ったから。


僕は口をあける。
彼女はどう反応するのだろうか。

「…ねぇ、すみれさん。僕ね、人を壊したんだ」


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一週間ぶりの更新です。
何故だか書いていて初期と矛盾してきているぞーと思います。
だって、「幽霊と少年が繰り広げるファンタジックストーリー?」というネーミングと書いているつもりなのですが…よくわからなくなってくるー。
もう白路くん、普通の少年じゃねぇだろ。と言われそう;
そんなお話なのですよー。

それより、今回は余白を使って書こうと思った作品です。
どうなんだろうと不安になりますがこいうのも楽ですね。
分かせぎができ…ふごっ。ごめんなさい;こんな人で;
久しぶりの更新でごめんなさい;
一応毎日来ているのですよ;
でも、日記をサボっているだけで…。
言い訳じみていてごめんなさい;

それでは。「カタチナキモノ」次回をお楽しみに。





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Last updated  2005.07.28 20:25:27
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