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磯トンボ

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2012年08月22日
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カテゴリ: 日々雑感
tonbo-anime.gif today diary



(今夏の帰省で初めて知ったのだが)

明治45年生まれ。。。
すでに四つの時代を生きている。



小柄で色白の信州女が見も知らずの地に嫁いで
どうにか慣れた十年後、突然 夫が出兵した。

終戦を向かえ戻るまでの約三年間、
女手一つで田畑や三人の子を育てをして
心身ともに強い越中女に生まれ変わった。


現在、黒部の裾野にある温泉病院で余生を送る母に
年に一度、面会に行くが・・・近年は寝顔にしか見てない。
長寿の人は、一日を殆ど寝て過ごすと言う。
起きている時は、ご機嫌に民謡を唄ってるらしい。





子供の頃…脳裏に残る母親像は
ハイカラなワンピース・・・そして何故か 地味な和服姿だった。

化粧もちゃんとしていて実年齢より若く見え、
とても農業を営んでいる様には見えなかった。

映画好き、祭り好き、そして温泉大好き

そんな母が自分が上京した時、
一緒に付いて来てくれ、なかなか田舎に戻ろうとしなかった。
見ず知らずの地に末息子を残して帰るのが余程心配だったのだろう。





実は、本家には跡継ぎがおらず…
修学の暁には分家の自分を本家への養子にと言う話があった。
そんな自分の将来を何かの拍子に知る事となり
親には内緒で上京を決めたのは、三学年に進級したばかりの春。

いずれ連れ戻されるのなら、一度は違う世界を覗いてみたい。

やがて幾と瀬の歳月が流れ・・・幾度かその話が出たが
親から強要された事はなく 今日に至っている。
(父がその都度 断ってくれたらしい)

今夏、帰省した時、一人暮らしをしていた本家の叔母が
亡くなった事を知った。(ついに本家が途絶えた)

残暑も厳しい時期遅れに墓参りに出掛け、
本家の墓前で合唱・・・いつもの年より手が震えた。


人生の岐路に戻れるものなら
もしも・・・もう一方の道を選んでいたら

今頃、どう言う人生を歩んでいただろう

誰しも一度や二度、そう言う考えたことがあると思う。





帰省の度に もしもあの時…
頭の中で思いながら故郷の地を踏み
心の中で呪文を唱えながら墓前に参ってきたが
今年ほど繰り返し真剣に考えた年はなかった。






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tonbo-anime.gif thank you



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最終更新日  2012年08月22日 21時44分39秒
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