1999年にはi-DRIVEプロトタイプでワールドカップに参戦し、2001年にはさらなる軽量化を施したNew i-DRIVEを発表。そのプラットフォームを使用した世界最速のダウンヒルモデルDH-iによって世界チャンピオンの栄光がGTにもたらされました。さらにこの年ZASKAR TEAMは10.2kgという驚異的な軽さで多くのクロスカントリーライダーの注目を集めました。 2002年にはラッカスi-DRIVEというモデルを発表し、MTB界にフリーライドという新しいカテゴリーを確立しました。2004年にはさらにペダリングロスを低減してサスペンションのスムーズな動きを実現したiD-XCを発表。同年のRuckus Flowtaはアメリカブランドで始めての前後サスペンションにエアーを使用したフリーライドバイクでした。2005年には世界初となる内装変速を搭載したDHモデル“G-BOX”をユーロバイクショーで発表。New i-DRIVEプラットフォームを採用したiD-XC1.0はその圧倒的 な路面追従性と走破性が評価されて“GEAR of the year”を受賞しました。翌年には内装変速機付きダウンヒルモデル“iT-1”を世界で初めて市販化と、次々と革新的なテクノロジーを搭載したバイクを発表し続けました。
さらなる飛躍
2007年はまさにGTが長年蓄積してきたカーボン技術を昇華させた年と言えます。ロードバイク、ダウンヒルバイク、クロスカントリーバイクまで様々なフレームに最先端のカーボン素材を活用しました。新型DH-i はその当時市場に流通しているダウンヒルマシンの中で最軽量モデルとして大きな注目を集めました。 2008年にはハイドロフォーミング製法により大きな負荷に耐えるようになったアルミフレームを搭載したオールマウンテン用新型MTB、FORCEとフリーライドに対応するSANCTIONを開発。北京オリンピックでは、ジル・キントナー、マイク・デイの2選手がアメリカナショナルチームとして参戦しました。カーボン技術はさらなる高みを迎え、2009年量産モデルとしては世界初のダウンヒル専用のフルカーボンフレームを完成させました。その驚異のダウンヒルマシンによって、ミック・ハナーは人生初のワールドカップ出場を果たした上に、表彰台に立つことができたのです。常にG T bicyclesはレースの最前線でトライ&エラーを繰り返して開発を続けてきました。世界最高の“FAST”なバイクを創る集団である事がGTの存在意義です。