バトルロワイアル

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2008.03.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
14話 勇気とは……


「みんなァ、聞こえる!?」
朱雀たちのいる神社、いや、恐らく島全体にこの声はこだました。
「なんだ!」
羽田は辺りに目をやった。この場所からは耳が痛くなるくらいあの声は聞こえていた。
「誰だ」
朱雀も座りながら体を捻りつつ辺りを見回した。
「あたしは、たきだ……滝田聖奈っだよぉ~」
こんな状況にも関わらず、快活な声だった。少し高い声は特徴的で、確かいつも髪の毛は一つに結び、背は低い方だった。滝田聖奈(女子9番)だった。

つまった所は地図を見て言ったのだと分かった。それに……あたしたち?
「えっと……もう分かんない!彩花ちゃん喋って」
「!」
「……」
「!!!」
3人は驚いた。彼女一人の行動ではなく、仲間がいたのだ(この状況ではそういうしかない)。羽田が一番驚いていたようだった。
「私たちは、北の山てっぺん、エリアで言うとC-8にいます」
その声は紛れもなく津田彩花(女子10番)の声だった。彼女は髪を二つに結び、時々髪を結ばずにいるときがあった。しかし、二年生の11月頃、彼女は朱雀に想いを伝え、振られた後から眼鏡を外して学校に来ていた(どうして俺のタイプを?)。成績も良く、仲の良い聖奈とは大違いだし、聖奈は快活で大雑把、彩花は真面目でおおらかと、二人の性格は真逆だった。
「こんな無意味な争いは辞めましょう?私たちは昨日まで一緒の教室で一緒に勉強して一緒にあそんできたでしょ?政府さんたちの一言で、クラスの友情が崩れちゃっていいの?6時の放送を聞きましたか?そこで何人の名前が呼ばれましたか!?私たちのクラスは42人で一つなんです!その一人でも欠けたら、クラスとは言えなくなるんではないでしょうか?小野君が殺された時、私もクラスメイトを殺さないと殺されるって思いました」
朱雀は、真の話で下を向いた。あの時は何もできなかった……。
「でも、聖奈さんが一緒に呼びかけようって言って、すごく嬉しかったんです。私は一人じゃない……ずっと親友だった人に声を掛けられてもっと嬉しかった……」

「だから……みんなここに来てください。みんなで一緒に……考えましょ?」
ぱらららら、その後に聞こえた。朱雀は立ち上がった。





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Last updated  2008.03.25 23:44:52
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