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2015.05.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
連休前のことだったかな。


通りすぎながら、なにか違和感を感じて 立ち止まり、
数歩、戻りました。

あ・・・。
犬小屋が、ない・・・。


そう、ここの家のお庭には、白い犬、というか元・白い犬
という感じの、お年寄りっぽい犬が、いたんです。

日本の雑種犬で、ちょっと アリクイっぽい雰囲気の目鼻立ち。


なっていて、毛も、ボサボサ。

でも、すごく かわいいんです。

毛が ボサボサなのも、大事にされていないわけではなくて、
ただ単に老化の賜物?なんでしょうね。

飼い主(この家の主)は、この犬を人間年齢にしたら
たぶん同年齢くらいだろうな・・と思われる年齢の おじいさんで。

ときおり、この家の近くで、ふたりで 散歩している姿を
見かけていました。


犬の散歩をしている姿(人間&犬)を見ていると、
ふたりの関係性が、なんとなく 見えます。

お母さんと息子、だな・・とか。


ただの同居人(犬)、あるいは
「扶養義務を果たしてる最中です」みたいな組も、あります。


そんな中、このおじいちゃんと おじいちゃん犬=アリクイくんはね、
双方の背中が、「オレとオマエは 同期の桜~」って、語ってる。
そんな雰囲気だったんですよ。


なぜか それが 一致しているような・・・。

ベタベタした愛情ではなく、男同士の絆みたいなものを、
ふたりの姿に、感じていました。


私は、この家の前を通るたびに、
このアリクイくんと 話をしていました。

「かわいいね」
「お散歩、行った?」
「寒いね、風邪ひかないようにね」

私が 勝手に声をかけるだけなんだけど、
犬猫は、トシをとると 人間の言葉が わかりますからね。
彼とは なんとなく通じている感じがしていました。



だけど。

ものすごく久しぶりに この道を通ったら、
あの、アリクイくんは、いなくなっていました。

この前に、この道を通ったのは、いつだっただろう?

実は、その1本手前の道を曲がると 猫スポットがあるので、
ふだんは そちらへ曲がることの方が 多かったんです。

でも、前に通ったときには、たしかに、
アリクイくん、いたはずなのに・・・。


犬小屋まで片付けられている、ということは、
彼が いなくなってから、日が浅いわけでは
ないのでしょう。

具合が悪そうな気配は 感じていなかったのだけど、
しばらく ココを通っていなかったわけですからね、
なんとも言えません。

見知った顔が そこから いなくなってしまったことに、
自分でも、意外なほど ショックを受けていました。



そうか、君は もう、いないのか・・・。

思いがけない場面に 立ち尽くしていた 私は、
小さく手を合わせた後、ふたたび 歩き始めました。

おじいさんは、大丈夫なのかな。

ちょっと気になったけれど、おじいさんと私とは、
アリクイくんと私との関係以上に、ヨソモノですから・・・。


犬小屋のない風景を見るのが 怖くて、それ以来、
その道を 通っていません。


アリクイくんのご冥福を お祈りします。








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Last updated  2015.05.12 12:24:16


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