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2007.07.01

不都合な真実

(18)

カテゴリ：環境・寄付・社会貢献

不都合な真実を読みました。

元アメリカ副大統領にして大統領選挙に於いて民主党から出馬し、

共和党のブッシュ大統領と僅差で敗れた方の本ということと

かつ映画が話題作となっていましたので

以前より興味はあったので読んでみました。

内容は地球の温暖化問題について、

科学的根拠に基づいた論理的な解説と

現在の地球の状況と

その解決策について詳細に書かれてあります。

かつて無い水準で増え続けており、

産業革命が始まるまでの６５万年の間は二酸化炭素濃度が

３００ｐｐｍを超えたことは一度もなかったものが

人口爆発と技術革新によって

３８１ｐｐｍにまで上昇しているんですね！！！

さらにこのままのスピードで行ってしまうと、

２０５０年には６００ｐｐｍを超えるとか・・・

これはエライこっちゃ！！

確かに、最近の気候は

僕が小学生だった頃に比べても明らかに暑いです。

台風もエラク増えましたし、冬は全然寒くないです。

地球の平均気温は二酸化炭素濃度と完全に連動しており、

完全に一致しているとは今まで知りませんでした。

世界中の至る所で氷が解けており、

温暖化と二酸化炭素濃度が連動しているのは

科学者の間では疑いようがない事実なのに、

それを現在のアメリカ政府や石油・石炭会社などが結託して

『あの選挙でゴアが勝てばよかったのに』

と、強烈に思ってしまいました。

日本だけではなくどこの世界でも

既得権益者ってのはイヤなもんです。

しかし済んだ事を言っては始まりませんよね。

我々は自分の出来る範囲で環境に配慮するしかありません。

かつてフロンガスのオゾン層破壊の危機の際に

人類が団結して持ち直したという経緯がありますし、

皆が意思を一つにすれば何とか出来る技術は既に持っています。

人類は現在破滅に向かって突き進んでいますが、

いずれは方向転換してくれる事を願います。

環境に優しいバリュー消費と

長期的視野に立った利益という意味で、

バリュー投資家はこの分野に於いて

リーダーシップを発揮できるのではないでしょうか！？

とにかく、この本を

一人でも多くの方に読んでもらいたいと心から思います。

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