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夏の土用とも重なり、夏バテ防止のために、栄養満点の「うなぎ」を食べたり、暑中見舞いや納涼花火大会、夏祭りや打ち水、風鈴などで暑さを乗り切る風習や知恵が育まれてきました。
その最初の5日間にあたる七十二候の初候が「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。初夏に薄紫色の花を咲かせた桐が、大暑の時期になると長さ3cmほどの卵形の実を結び始め、同時に来春に向けた硬い花芽(つぼみ)を準備し始めます。この実の中には翼のある種子が沢山入っていて、風に乗って飛散していきます。
古来より鳳凰が棲む高貴な木・神聖な樹木とされ、500円硬貨やご皇室・政府の紋章にも描かれる桐が、暑い夏の盛りの中、次の季節へ向けて静かに種を育む姿に、昔の人は自然の力強い生命力を重ね合わせたそうです。
猛暑の厳しさが増す一方で、植物たちは着実に命の糧である実を育み、次の季節へ向けて準備を進めている様子を感じ取ることができる節目の時期です。

二十四節気「大暑」の時期の札幌の季節だより
二十四節気の「大暑(たいしょ)」(7月下旬〜8月上旬)は、本州では一年で最も暑さが厳しい時期ですが、札幌では爽やかで過ごしやすい夏のピークを迎えます。
この時期の札幌を象徴するのが「さっぽろ夏まつり(7月23日から8月18日まで)」です。札幌市中心部の大通公園には国内最大級の「さっぽろ大通ビアガーデン(7月23日より8月18日まで)」が出現し、青空の下で冷えたビールを楽しむ人々で賑わうのと同時に、約1ヶ月にわたり狸小路のアーケード街が華やかな装飾に彩られ、お神輿やナイトバーゲンなど様々な催しが行われる「狸まつり(7月23日より8月18日まで)」が始まります。夜には7月31日に、豊平川で「道新・UHB花火大会」が夜空を彩ります。
次の節気「立秋(りっしゅう)」の期間に始まる伝統の「すすきの祭り(8月6日から8月8日まで)」では花魁(おいらん)道中やパフォーマンスが繰り広げられ、8月13日から8月16日までは、「さっぽろ夏まつり」の第一回から続く長い歴史を持ち、北海道の盆踊りとして、古くから地域の人々に親しまれてきた「北海盆踊り」が開催されます。
本州のような酷暑や湿気は少なく、爽快な夏風が吹き抜ける中、この「大暑」から「立秋」の時期は、北国の人々が短い夏を全身で慈しみ楽しむ季節となっています。
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