文科系アウトドア派のんびり遊楽人

January 2, 2005
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まず、白トリュフから。

 呼吸に合わせて息をすると、鼻の空洞を瞬間的に臭覚細胞に染込みながら鼻の奥、両目の間をつきぬけ、後頭葉を包み込みこむ。
 ヴォーン。オリーブオイルに乗った初めての香りの訪問者だ。
 濃厚な香りの微粒子は臭覚細胞に取り付き、漂い、前頭葉が後頭葉から情報を得て、過去の情報を検索し始めた。
 椎茸をうす~いしょうゆでからめたような日本にない香り・・・。かすかなメタル的な苦味臭も混じっているかな。薬臭とも違う。一緒にいたパートナーは、かいだ途端に顔を背けたが、オレは強烈な香りの虜になり、香りを表現する言葉を探したが、オレの経験の中には見当たらない。

 オレは更に強い刺激を期待し、スライスされた肉片を1切れ、口に運ぶ。滑らかな感触、前歯で噛み切るとすっと分離し、喉に滑り込む。肉片そのものには味は感じられない。香りも顎の下と喉の奥にやんわり刺激するが、鼻から入ったときと大きな違いだ。
 トリュフは舌の味覚細胞よりも鼻の臭覚細胞を興奮させるようだ。おれは白トリュフと黒トリュフを交互に焼酎で口中をリセットし、鼻と舌で観察しながら5切れを吸収した。


トリュフ瓶





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最終更新日  January 2, 2005 11:03:57 AM
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