文科系アウトドア派のんびり遊楽人

November 13, 2005
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 山田詠美著 Yamada Eimi : 新潮社文庫

 風俗嬢から作家になった「ちえ」の物語

 すべてが先輩の忍姉さんの語り言葉



 著者が他者の視点を借りた自伝的な小説だとの解説あり

 最終章に近づき、小学校の頃から作家になりたかった過去が



 あとがきの文章から抜粋

 「手応えのある錯覚」

 「小説を書いているただのあばずれ」



 「私は、いつもポジティブな暗い過去を背負っていたい」



 扱ってる世界は村上龍と同じ

 彼の「トパーズ」と似ているけど、性の表現の生っぽさが違う

 当たり前か・・・

 彼は男性の喜びと痛みと消耗品としての虚しさは分かる

 彼女は女性の喜びと痛みと人を産む役割の深みを持っている

 自分にない部分は知識と創造で補うしかない



 両者の小説の違いが両性の本質的な部分みたいに感じた

 言葉でうまく表せないけど、生きる力は女性が強し・・・





 著者の言う「ポジティブな暗い過去」を明るく語る忍姉さん

 オレは読んでる途中で何度か、ちえと佑月さんが重なった





 「・・・繊細な感情と乱暴な感情・・・」

 「でも、この世の中に、いったい自分の内の二つの要素をちゃんと自覚してバランスを取っている人なんて、何人いるだろう」

 「だーって、時間の無駄使いしているのなんて癪じゃない」


 フムフム、このあたりが室井佑月トークショーでの言葉と同じ


 「ま、こう言うと、私が時間を有効に使っているように聞こえてきて誤解を招くけどね、あ、時間の無駄してる、あとでこの埋め合わせしなくっちゃなあっていう所から次の生活が始まって行くって感じかなあ」




 佑月さんがそのまましゃべってもぴったりの台詞


 「まあ、必ずしも上手く行くとは限らないけどさ、そう考えてりゃ人生そんなに悲観的にならないですむよね。後で、帳尻合わせてりゃいいんだって思ってれば、失敗って、そんなに恐くない。こういう私の姿勢を人は傍若無人という。あ、お姉さん、笑ったね」


 このあたりは佑月さんの「根拠なき自信」に通じるアル

10月29日の日記


 山田詠美さんのこの作品も室井佑月さんの「作家の花道」もトークショーも物語の始まりはハチャメチャな暮らしぶり・・・

 でも途中から物書きになる必然的な内面が現れてきて・・・

 最後には作家の言葉による過去の解説と考え方の披露

 佑月さんは一人称、詠美さんは忍姉さんに語らせてる文章力が先輩の貫禄かな



 フレンドシップの映画を11本見て

 メイプル・リーフの工事現場で愛犬ラッキーと遊び

 「自分が輝く7つの発想」を購入し

 手書きの年賀状の図案を考え始めたTackeyでした


 メモ
  御璽(ぎょじ)、国璽(こくじ)明治7年作成





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最終更新日  November 14, 2005 09:38:25 PM
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