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人間ドックの結果表を見て、恐れていたことが現実となった。
10数年ぶりの「内視鏡検査」
そのときは、口から胃カメラを飲み、もう二度と経験したくないと思った。
怖くて、気持ち悪く、辛く、後味も悪く、最悪の思い出じゃ。
経験者のあなた・・・どうでしたか。
オレに用意された選択は4つ。
1 口から胃カメラ 2 麻酔を打って意識のないうちに胃カメラ 3 鼻から胃カメラ 4 無視
1は絶対避けたく、2もみんながやっているけど麻酔がいや、ということで3がベストの選択じゃ。
さっそく、HP、近所の噂、行ったことのある人の評判を探しまくり、ある市内の新しく開院した病院に落ち着いた。
オレは検査と言うとなかなか日程が取れないと思い、お盆過ぎか9月中旬に予約をとろうと思っていた。
そのつもりで夕方に恐る恐る勇気を出して電話してみると・・・
なんと、お盆前は毎日空きがあるとのこと。ひぇぇぇい~心の準備ができてな~い。
一度「考えます」と電話を切った後、すぐに勇気を出して11日水曜日に予約したのじゃ。
そして、その日がやってきて、オレは予約時間の20分前に病院に到着した。
「お待ちしておりましたぁ」と元気に迎える看護婦さん。
待合で保険証と連絡先を書いてしばし待機。
待合には胃カメラや大腸検査のことが幼稚園の壁面のように切り抜き、色付きで紹介してあった。
「鼻からだから大丈夫」と自分に言い聞かせ、順番を待っていた。
鼻から胃カメラの同意書にサインをし、いよいよ診察室へ入室。
そこで先生に御対面。簡単な説明だけで、座って1,2分で隣の待合へ移動。
待合の前には、たくさんの鼻から胃カメラ経験者のコメントが張ってあり、オレはしっかりと「楽」とか「痛くなかった」とか「最初は鼻血が出た」とか「最初は辛いけど2度目はよかった」という言葉を呑み込んでいた。
「はい、処置室へどうぞ。ここで着替えてくださいね」
そこにはバリウム検査用の台があり、オレはそこに横向きで寝そべった。
看護婦さんから検査の手順を聞き、オレは大丈夫だと自分に語るのだった。
「それでは、まず、胃を綺麗する液(消泡剤)を飲みましょうね。美味しくないから一気にどうぞ」
コーヒーのクリームカップほどの透明の液を一飲した。
「 両方の鼻にスプレー(局所血管収縮剤)をするので、すうっと吸ってください」
ほんとに鼻の穴に一瞬シュッとスプレーし、それをすううと吸い込んだ。
「どちらの穴が空気が通りやすいですか?」
オレは両側を比べ「左の方かな」
「それでは左の鼻から検査しましょう」と笑顔の看護婦さん。
そして、その右手には細くて透明なチューブが握られていた。
「それではまずぅ・・・細い管を鼻に通しますよ」とオレの鼻の穴に差し込み始めた。
「最初から太い管を入れるわけではないんですよ」
わかります、それはよおぉくわかります。
管は鼻の穴から奥にゆっくり進み、目がしらの奥の方でニュルとしながら侵入していった。
「はい、通りましたよ」
この間、10秒ほどか「これで鼻を通ってるんですか」とオレ
予想以上に鼻がつううんともしないし、痛くもない、鼻の奥がなんか異物が入って心地よくない程度じゃ。
ハッピー。
「じゃあ、次は胃カメラと同じ太さの管を入れますね」
いよいよ来たか、来るなら来い、来い。
看護婦さんは細い管をそろりと抜き取り、太い管をオレの鼻に入れ始めた。
「さっきのスプレーが効いてきますので、最初よりも楽じゃないですか」
確かに、楽であった。これも10秒ほどですんなり入ってしまったのじゃ。
ベリーハッピー。
あっと、その間に喉を楽にする注射を右腕に1本打ったのじゃ。
口からのときのような口のなかへの、あのゼリーはなし!
そして、いよいよ先生登場。黒いチューブの胃カメラを持って、いよいよ本番開始じゃ。
神様、仏様、先生さま、どうか痛くしないでね。
カメラの先端がオレの左の鼻の穴に差し込まれ、さきほどのチューブのように奥へと進んでいく。
ここでは、やっぱり痛みはなく、奥に心地よくない違和感がある程度。
「これから、喉に入りますので、つばを飲むようにゴっクンしてくださいね」
・・・ただし、喉に入ってからつばを飲むとむせてせき込むので、そのまま我慢してつば、よだれはだらだらと出すように・・・
「はい、ゴっクンして」
ごっっっつぅぅん ごほごほほ
看護婦さんがむせるオレの肩を抑えた。
「はい、喉を通りましたよ。つばを飲まないでね」
といわれても、ごっくんしてしまい、そのたびにごほごほほ・・・
ただし、痛くはない。
あの、あの、あの、口からのときのおえぇぇぇぇとかべえぇぇぇ、げぼ、げぼ、涙が流れ、鼻は出て、声も出ず、しんだ方が良いと思い「諦めてリラックスしてくださいね」と無情に諭されるあれとは大違いなのじゃ。
「はい、胃の中に入りましたよ」
「TV画面を見た方が楽になりますよ」との先生のお言葉。
画面にはオレの胃の中のきれいな赤ピンクの胃の壁面のアップ。
胃に入ってからは3度ほど押される感覚があり、ごっくん、げほげほしたが、痛くはないし、げえぇぇもない。
ここまで1分ほどか?
そこからどんどん奥に進み、「はい、ここが胃の出口ですよ。ああっ、ここですねぇ・・・(略)」
このあたりではげほげほもなく、TV画面をしっかり見る余裕もできた。
しかも「あのひだひだは何ですか」と声を出して先生とお話できるのじゃ。
あの忌まわしい口からのときは先生から「大丈夫ですか?」と聞かれ、バカモノ!大丈夫なわけがないのじゃと思いながら、声が出ず「ぐえぐえぐえ(大丈夫じゃないです)」という返事だった。
Tackeyの運命はいかに
その2に続く・・・
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