人生・・愚痴あり後悔あり。それでも前に進まねば。力を抜いて・・自分流

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カテゴリ: 2008年

…雨上がり…
四葉ニンジンの、四枚の輪生の葉の中心に光るもの見っけ!
え!?っと思って、そっと触ってみる。
明け方落ちてきた雨露…。
いくつもの葉の中心に、大きなもの、小さなもの…。
淀みなく透き通ったこの玉は…
スワロフスキーよりもクオーツよりもはるかに明るく、
何処までも深く遠くを見通せる…宇宙空間を想わせる玉。
…春になれば、全てのものが一気に芽を出すというものではない。
その一つ一つが自分の時期を知っていて、
その時が来て初めて芽を出し花が咲き、そして実を結ぶ。
隣の木が芽を出したからといって、自分もそれに合わせて芽を出せば…
寒いか暑いか…合わない周りに振り回されて枯れてしまう。
…人も、自分に合った時期が来るまで歩き出してはならない。
そして、自分に合った時期を逃がしてはいけない。
ひたすら力を蓄えて、その時が来たら速やかに歩きだそう。
…そう…アイリーン・キャディの言うように、
『常に自分の中に答えを求めなさい。
周りの人や、周りの意見や、周りの言葉にまどわされていはいけません。』
ただ、やむを得ず世間に放り出される事がある。
これまでの人生で、自分も何度放り出されたことか。
…そんな時生き残る術は…
ドイツ出身の哲学者ゲオルク・ジンメルの言葉に、
『至上の処世術は、 妥協することなく適応することである』…と。
『適者生存』という言葉がある。
…家の庭でも直ぐにこの『適者生存』…生存競争が始まる。
…プランタにワサビとツルニンジンが…と思ってたら、
庭は今年も青ジュウタン。
確かに去年も、種が粉雪の様に降り注いでた。
少し経つと、生存競争…生き残りゲームが始まる…毎年の事だけども。
…生まれるという事は、即時順応するか勝つかしなければ生き延びられない。
確かに、暖かな春の陽射しは喜ばしい。
けれども、裏を返せば弱肉強食の世界をも生み出している。
戦いはカエル、ヘビ、カナヘビの世界だけの事じゃない。
どんなもの、どんな世界も裏表、陰陽両面から出来ている。
…植物も同じ。
少しでも成長が遅れれば他のものに陽の光を遮られて、
その明るく温かい恩恵を受けられなくなる。
寝坊して顔を出さなければ、芽が出る前に雨で流される…。
強い根を張らなければ、より強いものに養分を取られてしまう…。
種が落ち、冬を越し、暖かくなった途端…熾烈な戦い。
その環境に適応できるものだけが…先取りしたものだけが生き残る。
…自然淘汰 / 優勝劣敗…いろんな言葉があっても、
結局は適合能力を持ったものしか生き残れない。
言い換えれば、適合能力さえ在れば生き残れるって事。
例えば、戦いに敗れた魚の一部が海に逃れ、
川より餌が多い海で大きく育ったなんて言う事もある。
サクラマスは…言わば戦いに敗れたヤマメの仲間。
進化なんてものは、
言い換えれば、究極の困難に勝ち残ったものにだけ与えられる称号。
…植物、動物、人間…全てのものにおいて、
自分で自分を見限らなければ…
諦めなければ…何とかしようと努力している間には…
「負け」なんてものは存在しない。
人は、進化した??それとも退化??
…自然の法則の中で生きようとしなければ、いつかは滅ぶんだろう。
『どの一片の落葉も、舞い落ちながら宇宙の最大の法則の一つを満たす。』
ライナー・マリア・リルケ               
リルケ…繊細な人。





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Last updated  2015.04.11 00:16:34
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