愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2007.10.03
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マルタへの旅(3)-ゴゾ島

マルタ島でのホテルをSliema地区にしたのは

Valletta の街並みを眺められることと、ゴゾ島への

高速フェリーがここから出ると聞いていたからである。

ところが今はこのフェリーが廃止になり

ここから本当最北部のCirkewwaまでバスで行き

そこで普通のフェリーに乗り換えることになる。

おんぼろバスはガタガタと飛ばし、それでも美しい海岸線に

点在するビーチに人を下ろしたりの乗せたりしながら

1時間の旅、紺碧の海の反対側はサボテンのほかは

緑を発見できない。

灼熱の陽光、しかし時期は9月でバカンス最盛期とは言い難い。

若者の去ったビーチの観光客のほとんどは

日焼けしたドイツからの老人。

毎年決まってここに来る人が多いらしく

ホテルのプールサイトでは ”また来年ね”の声。

フェリーは団体旅行の時間帯で、バッジをつけた人ばかり

個人客も車と同じブリッジを歩いて乗船

帰路は切符売り場も何も無い。

このフェリーで来たのだから勝手に乗って帰りなさいという訳だ。

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ゴゾ島は小さなマルタ島と小さな海峡を挟んだ小島

島が近づくと団体客は船べりで声を大きくする

IMG_0288.jpg

マルタやゴゾの海岸線は石灰岩の崖が多く海水に浸食されて

あちらこちらに洞窟がある。

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島の中心Victoria の丘に建つ大聖堂

なんでこんな小さな島にこんな立派な聖堂

やはり騎士団の出身名家からの寄進の賜物か

あるいは騎士団のもう一つの仕事である海賊の揚がりか。

IMG_0267.jpg

そして聖堂の周りは堅固な砦によって囲まれている

砦の中もこのような路地で家そのものが砦の一部だ

IMG_0268.jpg

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ついで訪れたのがカリプソの洞窟

ホメロスの抒情詩でオデッセウスが打ち上げられた浜で

妖精カリプソに救われ、その美貌と愛情に

7年間も洞窟に閉じ込められていたと言う伝説の場所

ミニ鍾乳洞みたいなものでチップを払ってロウソクを借り

愛の巣を覗いてみたがただの洞穴

と言ってしまっては実も蓋も無い

でも洞窟の入り口から見えるSandyBeechは実に美しい

やはり目を閉じてメルヘンの世界に浸るべきだろう

IMG_0276.jpg

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空調の無いベンツのタクシーはさら悪路をぶっ飛ばして

紀元前40世紀の建立というジュガンディーヤ神殿へ。

穴だらけの珊瑚石を積み上げて建てられているが

祭壇だけは滑らかな上質の石が使われている。

IMG_0279.jpg

この神殿の丘に建つと島の周囲が良く見渡せる

各所に丘がありそこには決まって集落があり、教会の屋根が見える。

IMG_0285.jpg

このような地での攻防戦では敵も見方も隠れることができない

いわば運動会の騎馬合戦みたいなものだろう

堂々と戦い粛々と勝敗を決すスポーツに似ている

ただそこには戦士の命と家族の運命が掛かっている

生き残っても奴隷になるか奴隷使いになるかである。

夏季数ヶ月雨は降らないと言う

所行無常






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Last updated  2007.10.03 12:13:52 コメントを書く
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