愈々庵気まぐれ日記

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2009.01.28
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カテゴリ: 国内旅行

砂糖キビ・沖縄旅行番外編

IMG_0410

最後に今回の旅を通してずっと気になっていた光景が上のものである。

毎日バスの車窓からこれを眺め続けていた。それは常にサトウキビ畑

と一体であった、しかしそれはススキか萱の穂先にしか見えない。

最初の二日くらいはキビ畑の雑草と思っていた。 

戦中戦後に幼年時代を過した私は祖母が屋敷内に作ってくれたサトウキビを

かじっておやつ代わりとしていた。甘いものはそれしかなかった。

サトウキビに花が咲くなど見たことも聞いたこともない。しかし日が進むに

つれて、ススキに穂が出るのであれば砂糖キビにも穂が出ても良いのでは

ないかと思えるようになって来た。 

旅の最後の日ガイドが言った。かって農林大臣が沖縄を視察に訪れ、

「沖縄の農民はなまけものだ、キビ畑のススキをなぜ除かないのか」

農民は吃驚して答えた。「あれはススキではありません。穂が出るまで

サトウキビの収穫は出来ません」

んん・・  やっぱりあれは砂糖キビだったんだ !!!

サトウキビは暖地の作物である。本土以北では冬キビが育つことはない。

私の おやつがそうであったように、きびは春先に植えられ夏にこれをかじった

花など咲く暇はない。一方よく聞いてみると沖縄では一年中育つため、秋に

植え付け、一年半近く経って足掛け3年後に冬収穫されるものらしい。

花が咲きそろった1月辺りからが収穫期らしい。したがって今の時期

収穫が始まっていると同時に隣の畑にはまだ小さくて青々とし成長中の

来年収穫されるキビ畑も多く見かける。

キビ畑と書いたが、そういえばこれはキビの類なんだ。キビと言えばキビ

団子が思い浮かぶ。桃太郎君の昼ご飯は当然キビの穂から取れる

穀物を粉にして団子にしたものだろう。そうすると穂が出て実がなるのも

何の不思議でもない。このような誤解を生むのはサトウキビは種をまいて

増やすものではないからだろう。私の記憶では砂糖キビそのものを

土中に埋めると節から芽が出て茎が成長する。 

成長期に収穫するより花が咲く時期のほうが糖度が高いのであろう。

このことは今回の旅で一番の発見であった。

三つ子の魂百までというが、70年以上生きてきて人生を終える前に

サトウキビの真の姿を知った次第。

これだから旅は止められない!!!






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Last updated  2009.02.01 10:28:57 コメントを書く
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