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2日目月山の弥陀ヶ原を散策する予定であったが朝から小雨模様
予定を変更して鶴岡市内へ下り市内観光することにした
城址公園近くでバスを降り川を渡る。この五間川は藤沢周平の小説
「蝉しぐれ」で重要な場面に登場する。テレビドラマで見ただけだったので
ホテルの談話室に備え付けの本でその場面を記した二、三十ぺージを
読んで出かけた。若き藩士が今は殿様の側室となって後継ぎをもうけ
跡目争いに巻き込まれたかっての幼馴染で恋人だった人を船で
脱出させる、その場面がこの五間川である。赤い橋は「三雪橋」
橋を渡って城址に入ると高山樗牛の碑が目に入った。そういえば
ここはここは鶴岡藩士の子として樗牛が生まれた場所である
「滝口入道」の作家、雑誌「太陽」の編集主幹として活躍し
漱石らとともに第一回政府派遣留学生に選ばれていたが
若くして病に倒れた文人であり次の「大寶館」に生誕の間が保存されている
城址には桜の古木が見事。城と言えば多くの人は櫓や天守の威容を
好むが私は「城址」のこのような景色が大好きである。特に地方都市
の城址公園は落ち着いていて精神安定剤10錠位の効果がある
さらに歩を進めると大寶館と書かれた洋館が見えた。
大正初期の町大工小林昌徳が建てた擬洋風建築とのこと
我が国独自の近代建築のはしりと賞されている
そういえば昭和の前半くらいまで日本全国、町役場、病院、学校
などの公共建築は大体この様式のものであった
曲折を経て今ここは郷土資料館としてさきの高山樗牛などの
「郷土ゆかりの人物資料館」となっている
少し引き返すと庄内藩の藩校「致道館」がある。ここは孔子をはじめとする
古典に学ぶことを教旨とする荻生徂徠の「徂徠学」を基に
国家有用の士を輩出することが目的の藩校であった由
堀に映るのは現在のお城「鶴岡市役所」の影である
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