PR
Keyword Search
Calendar
雪景色の角館
またJR 東日本”大人の休日倶楽部”の時期となり、最近は値上がりで¥15000
になりその代わり4日間有効になった。冬はいつも東北に雪見旅をしている。
今年も15日から北に向かった。秋田新幹線で東京から直接角館へ来てみると
そこはもう全く白銀の世界。秋田佐竹藩のし支藩角館の武家屋敷の街並みが
そっくり保存されており、黒塀の武家屋敷に春のしだれ桜と冬の雪景色は
圧巻と聞いている。春には一度訪れたことがあり、黒塀から大きく道路上に
垂れさがったしだれ桜の巨木はJRのポスターで有名なこの景色に感動した
ものである。そこで今回は雪の角館行きとなった。
駅前には雪の山が前方を遮りバス停もほとんど目に入らない。
桜の巨木と赤いポストのを認める雪山の向こうに有るのは秋田従貫鉄道の
洋館駅舎、外灯の下はJR駅に通じる鴈木通路で雪国特有。
街の端まで歩くと20分以上はかかりそうなので坐骨神経痛持ちの身とて
まず街の外れまでタクシーで行き、降りた所は下の光景、何も言うまい。
最初の屋敷は角館でも一番大きな石黒家、立派は門構えである。ここは
公開されているがこの時期この種の家に靴下で上がると氷の上を歩くようで
体調を壊すのでパス。
裏門とおぼしき黒塀屋根も雪に覆われると格式を感じる。
隣りの資料館と思われる家には降りしきる雪の間から立派な漆喰模様の
家紋が見える。石黒家の家紋”抱き柊(ひいらぎ)” である。石黒家ではこの他に
丸に柊の字を書きいれたものなど3つの家紋を使い分けていたそうである。
そう云えば私の実家も丸に三本の横線を入れたもので呼び名は”三つびき”で
あった。小さい頃近所の年寄に”三つびきのぼく”と呼ばれていたことを思出した。
家紋を付けた家の屋根からは見事なつららが垂れ下がっている。
梢や屋根の雪はかなりな重みであろう、雪かきをしている人に話しかけると
最近は人手不足や人々の怠け性で雪かきが怠られ建物の傷みも速いと
嘆いていた。
白黒の世界に有っては赤い交通標識もアクセントとなる。
一週間くらい前のNHKテレビで京都大原住まいの随筆家ベニシアさんが
この町を探訪し報告していたが、太平の江戸期武士たちには大した収入も
無く、色々な手仕事をして副収入にしていた。その工芸が今に伝統工芸と
して残りこの町の特産品となっている。それが山桜の樹皮を利用した装飾家具の
“樺細工” と杉の?板を曲げて作る実用家具の”曲げわっぱ”である。そう云った
伝統工芸などを展示した”伝承館”は大きな入母屋屋根にギリシャ風の小列柱と
煉瓦のファサードを持つ奇妙な建物であるが、現代に生き残る伝統工芸が
いかに時代に合わせた編曲をしなければならないかを象徴しているようであった。
先にも記したが白い雪と黒塀のモノクロの世界に赤は冴える、やっと赤い傘を
の人が通りかかった、出来れば和服姿が欲かったがそれは贅沢と云うもの。

夏は緋鯉が泳ぐであろう流れもこの時期は雪を流す重要な流れである。

病後のテスト旅行 2019.10.30
来宮神社・楠の巨樹と大字 2019.02.07 コメント(2)