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安倍清明神社
神泉苑の規模が小さく、まだ少しだけ時間と体力が残っていたのですぐ近くの
安倍清明神社に寄ってみた。これも小さな神社である。
磐田市に住んでいる次男が若い頃住んでいたアパートのお向かいに福王寺と
言う寺が有り、平安時代そこに安倍清明が暫く滞在していたとかで清明を祀る
お堂が建っていた。安倍清明と云えば有名な平安時代の陰陽師である。
陰陽師とは単に呪術師、預言者、占い師ではない。星占いの基礎、天文道に
通じていたことからしても陰陽師は科学者でもあった。実証的科学の存在以前
では彼らは政治の参謀であり、将来計画策定の政策審議会座長であり、今風に
いえば高い官位にある文部科学大臣でもあった。この種の人々が奉りごとの
推進役であったことは古代エジプトの神官、ギリシャの巫女の例を見るまでも
無くどの古代社会にも共通する。
まずは清明の像が迎えてくれた。
私は無知であるが今昔物語や平家物語には「一条戻り橋」と言うのが出て
くるらしい、そしてそこは洛中洛外の境でもあり、現世と瞑界の境でもあった
ようだ。そうなると清明の出番である。清明は下の石像ような死神を石棺に
入れて戻り橋の下に埋め、この神が迷える人に予言を与えたそうだ。今も
京都に存在する戻り橋は大きいがこの神社にあるのは元の戻り橋の
ミニアチュアだという。
テレビの影響か若い女性は占い好きである、この日も参詣者は殆んど
若い女性であった。そしていわくあり気なこのこの御神木楠は強い「気」を
発しているとかでうら若き女性が撫でまわしていた。
近くに有る「清明井」からは名水が湧き、千利休もこれで点てた茶を秀吉に
振舞ったとか。陰陽道にふさわしく水の出口は 神泉苑の恵方社と同じく 今年の
恵方位である亥子の位置に注がれていた。
その回転盤には五芒星が刻まれている。 五芒星は洋の東西を問わず魔術の
記号として用いられ、とくに中国では五行(火土金水木)説の象徴である。
内辺の正五角形を取ったものはどの文化圏でも星の記号である。またこの
五芒星は一本の紐で円を結び、それを5等分して折重ねると出来るものだ。
間違いやすいがイスラエルの国旗の文様は六芒星であり、各辺の長さは等しくない
イスラエル国旗・六芒星
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