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2005.01.28
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カテゴリ: 健康
健康でいきいきとした毎日を送りたい。
これは、皆さん誰もが願うことです。

 しかし、現代社会では都市化、工業化などによって大気汚染が進み、ストレスも多く、不規則な生活を送りがちとなり、健康を維持していくことが難しくなっています。

 ですから私たちは日頃から、バランスのとれた食事を基本にするとともに、健康を守る働きのある栄養素の一つでもあるビタミンも十分にとる必要があります。

 ビタミンには、生きていくために必要な栄養素としての働き(生理作用)のほかに、病気を予防する働きがあります。

 ビタミンにはたくさんの種類があって、それぞれがいろいろな働きをしていますが、その中でも最近注目されているのが抗酸化作用をもったビタミンです。

 抗酸化ビタミンの主なものには、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンがありますが、これらのビタミンが、がんや成人病を予防したり、老化を遅らせる働きもあることがわかってきたのです。
 ここでは、この抗酸化ビタミンについてみていくことにしましょう。

「みなさん、こんにちは。私はビタミン博士です。


「抗酸化ビタミンとは読んで字のごとく、酸化を防ぐビタミンです。」

「では、酸化するということはどんなことなのでしょう。
 例えば、皮をむいたりんごが茶色く変色したり、油が古くなって変質したり、また包丁が錆びたりしますね。
 これらはすべて酸化が原因で起こるのです。
 これと同じことが人間のからだの中でも起こっているのです。」

「人間は酸素をとり入れて生きているため、酸素はかかせないものですが、体内にとり込まれた酸素のうち約2%が不安定な形で漂っています。
 これを活性酸素といいます。
 この活性酸素が安定した形になろうと暴れまわり、フリーラジカルと呼ばれる物質を作りだし、それが細胞に障害を起こさせる引き金になっています。」

「活性酸素やフリーラジカルは、大気汚染、放射線、紫外線、化学薬品、たばこ、農薬などによって促進されます。」

「また、激しい運動ストレスなども、活性酸素やフリーラジカルの生成を促進します。」
「この活性酸素やフリーラジカルが、私たちのからだを構成する細胞を攻撃して壊してしまい、はじめは一つだったフリーラジカルは細胞を攻撃する度に過酸化脂質がどんどん増えていき、次から次へと細胞を壊していって、さらに過酸化脂質を増やしていっているのです。」


 また、老化を早める原因になるともいわれています。」

「しかし普段は、私たちのからだに備わっている防御機能が働いて、酸化を抑えています。
 それが、抗酸化酵素と抗酸化ビタミンなのです。」

「抗酸化酵素は必要に応じてからだの中で作られ、活性酸素やフリーラジカルの作用を消してくれます。」
「ところが、環境の悪化やストレスの増大等でからだがダメージを受けると、活性酸素やフリーラジカルがどんどん増え、抗酸化酵素の生成が間に合わなくなって、対応しきれなくなってきます。」


 抗酸化ビタミンは細胞を壊そうとしている活性酸素やフリーラジカルを取り除いてくれたり、守ってくれる、頼もしいビタミンなのです。」

「ですから、日頃から抗酸化ビタミンを十分とっていれば、がんや成人病を予防し、老化を遅らせることができるのです。」

「では次に、抗酸化ビタミンであるビタミンCとビタミンEとβ-カロテン、それぞれの特徴についてお話しましょう。」

「ビタミンCは水に溶けやすいビタミンで、からだの中では水溶液の部分に含まれています。」

「私たちのからだの六割位が水分ですが、そこにフリーラジカルが発生した場合、溶けているビタミンCはそれらをやっつけて増えないようにしてくれるのです。」

「ビタミンCには抗酸化作用以外の働きとして、細胞と細胞をつないでいるコラーゲンの生成を助けたり、鉄の吸収をよくしたり、免疫機能を正常に保つ働きをしたり、発がん物質であるニトロソアミンの形成を防いだりといった働きがあります。」

「ビタミンEは油に溶けるビタミンです。
 脂質からでいている細胞膜や血液の中にあるコレステロールを運ぶ物質(リポたんぱく)などに多く含まれています。」

「ビタミンEはフリーラジカルをやっつける力が強い、強力な抗酸化ビタミンです。
 脂肪酸などはとても酸化されやすく、一度酸化されると過酸化脂質となってからだに悪影響を及ぼすので、このビタミンEの働きは重要です。かつて、動脈硬化の原因といわれた悪玉コレステロールも、最近の研究では、コレステロールが酸化されて悪玉に変わることがわかってきました。」

「ビタミンEには抗酸化作用以外の働きとして、抹梢血管を拡張し血液の循環をよくしたり、発がん物質であるニトロソアミンの形成を防いだり、妊娠・出産に関わる働きをもっています。」

「β-カロテンは、緑黄色野菜や果物等に含まれいる色素の一つです。
 このβ-カロテンがからだの中でビタミンAになるわけですが、からだの中に入ったβ-カロテンすべてがビタミンAになるわけではなく、必要に応じてビタミンAに変わりますが、一部はβ-カロテンのままで、いろいろな働きをしていることがわかってきました。」

「その一つが酸化防止剤としての働きなのです。
 β-カロテンも油に溶けやすい性質を持っているので、ビタミンE同様、細胞膜やリポたんぱく質の中に多く含まれ、活性酸素やフリーラジカルの攻撃を防いでいます。」

「そのほかβ-カロテンは、前がん細胞を増殖することを抑えて、がんに進行していくのを妨げる働きがあるといわれています。」

「これらの3つのビタミンの抗酸化作用とは働きの少し違うものにビタミンB2があります。
 ビタミンB2は、水に溶けやすいビタミンの一つです。」

「ビタミンB2は動脈硬化の元凶とされる過酸化脂質(いわゆる細胞の酸化)を分解するのを助けます。ビタミンB2には、コレステロールの低下や血液の固まりやすさを正常に保つ働きもあるといわれています。
 動脈硬化が気になるときは、ビタミンB2を意識してとりましょう。」

「ビタミンB2のその他の働きとしては、成長を促進するのに必要なビタミンです。
 また、皮膚や目、鼻、口などの粘膜を健康に保つために必要な栄養素でもあります。」

「いかがでしたか。抗酸化ビタミンは私たちにとってとても大切なビタミンであることが、おわかりいただけたでしょうか。ただ、抗酸化ビタミンも体の防御機構の一つです。ですから、抗酸化ビタミンだけをとっていれば良いというわけではないことを強調しておきましょう。」

 ビタミン博士のお話は、これで終わります。

 次は、抗酸化ビタミンの上手なとり方について説明しましょう。

 ビタミンCを多く含む食品は、果物、野菜、いも類、お茶などです。
 ビタミンCは水に溶けやすく、その上熱に弱く、空気やアルカリ、酵素によっても壊されてしまうので、調理法に十分注意が必要です。

皆さんも参考にして下さい。
私のサイトで最新のビタミン剤が購入できます。
ぜひこの機会にお試し下さい。










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Last updated  2005.01.28 12:47:34
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がくめぐみ @ こんばんは すごい莫大な量の廃棄物ですね。私も出来…
ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 http://himitsu.…
ss_beans @ 私も気になります 勉強になります。禁煙はいいことだと思い…
Drやま @ Re:凄く勉強になりました(09/25) ゲストさん >エイズは凄く恐い病気です…
Drやま @ ご訪問ありがとうございます。 エイズだけではなくこれから未知のウイル…

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