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高尾すみれ

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緑と清流 神秘家の庵さん
2010.05.20
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カテゴリ: 万葉集
柿1
柿の花


高橋虫麻呂は、藤原宇合が常陸守だった頃に知り合い、仕え続けた下級官人だった。
常陸国風土記の編纂にもかかわった。
虫麻呂は各地へ旅をして、伝説や風俗・行事に触れ、それをテーマに歌を詠んだ。
常陸国に赴任中の虫麻呂は、常に眺めていた筑波山を詠った。

男神に 雲立ち上り しぐれ降り 濡れ通るとも 我れ帰らめや
(男体山に雲が立ち上って時雨が降り、びしょ濡れになっても、この美しい夜の途中で帰ったりはしない)

これは歌垣に詠ったもので、歌垣とは春と秋に男女が集まって飲食し、歌を掛け合う神事で、求婚の場でもあった。今なら合コンだね。
男体山と女体山の中間でこの神事が催されたのだが、都の洗練された文化を知っている虫麻呂にとって、関東一円から大勢の男女が集まって来る歌垣は、さぞ魅力的で情熱的に映ったのであろう。






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Last updated  2010.05.21 05:56:26
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