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緑と清流 神秘家の庵さん
2010.05.24
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カテゴリ: 徒然草
クレマチス1
クレマチス

徒然草 1



(することもなく、暇に任せて、すずりに向かって心に浮かんでは消えていくつまらないことを、何となく書き付けていると、妙な気持ちになる)

吉田兼好の徒然草は、1330年の夏から、翌年の秋にかけて書かれたと考えられているが、これは推測で、当時の作品は、タイトルをつける習慣がなかったし、作者名すら記されていなかった。
成立の経緯は、歌人であり、武将でもあった今川了俊と、兼好の弟子の命松丸が、兼好没後に庵の壁に貼られていた反故(書き散らされた紙)を集めて、二冊の本にまとめたということが、和学者の三条西実枝の「昆玉集」に記されている。
しかし、段が整然と並んでいることから、実際には兼好自身がまとめたものと考えられる。
当時は印刷などなかったので、すべての書物は手書きの写本で、次々と何人もが書き写し伝わってきた。
人から人へと伝わる際には、やはり本のタイトルが必要となり、冒頭の「徒然」と、草稿を謙遜した「言い草」の草を合わせて「徒然草」となったものと考えられている。
江戸時代には、徒然草が大流行した。流布本の代表は、烏丸光広という公卿が、1613年に写した本である






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Last updated  2010.06.01 06:23:55
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