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2020.03.26
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カテゴリ: 漫画
なんとなく,読んでて分からん漫画というものがある。分からんから読むのをやめてしまう場合が多いのだが,分からないのになぜか読み進めてしまう漫画もある。
今回,そんなよく分からん漫画である,『首を斬らねば分かるまい』を買ってしまったので,感想と分からん点を色々書いていきたい。

​
首を斬らねば分かるまい1巻【電子書籍】[ 門馬司 ] ​

さて,この本作はどんな漫画かといえば,舞台は明治4年の東京。
主人公は華族の少年,愛洲幸乃助(あいす・ゆきのすけ)である。名前からして,アイスで雪って,狙っている名前なのだろうか,たまたまなのだろうか,意味のない深読みをしてしまう。
この幸乃助であるが, 18歳という若さで立たないのである。 それも生まれてから一度たりとも,というのだから症状は深刻である。




(1巻15頁。一度たりとも。。。)


僕はてっきり,華族の少年と,首斬り家の少女の恋愛漫画なのかな,と思ったものだ。


ただ,これがそう簡単にはいかない。
ようやくエレクチオンしたという興奮で首斬り家に夜這いをかける主人公だが,普通に拒否されてしまい,幸乃助は無頼の兄に連れられて吉原に行く。
兄としては, 「お前が洞門沙夜にフラれたのは,綺麗すぎるから」 といって,汚れなきゃいかんというのだ。21世紀に生きる僕としては,もっと色々ある気がするのだけれど・・・。
このあと,1巻では,主人公が初体験をした遊女の悲哀なんぞをやることになる。これがもの悲しくて・・・。
そして,遊女の話が終わった頃,つまり1巻も8割くらい読んだところで僕はふと思い出すのだ。首斬り家の少女はどうなったんだ,と。これでは,明治吉原浪漫譚という感じではないか,と。
なお,最後の方でやっと首斬り家の少女は再登場して,盛大に主人公をフるので,たぶん,この首斬り少女がメインヒロインでいいのだろうなぁ,と思う。




(1巻188頁,ダメっぽいです)

ここからが,分からん話。
1つに,主人公はそうそうに遊女で初体験をすませてから,しばらくは吉原に通いまくるのだが少年漫画ならあり得ない話である。

というか,生まれてから一度も立ったことがない,というのならば精神的なものというより肉体的なものだと思うのだが,一度エレクチオンすると,その後も普通に遊女のものと通いまくってる。

2つに,主人公を悪の道に誘い込む兄,達臣である。
この兄,妾の子であるし,顔も恐いから, てっきり主人公を堕落させて嫡男の座を奪い取ろうとしているのではないか・・・と僕は思っていた 。




(1巻11頁。なんとかエレクチオンさせようとする兄の図)


弟が立たないというのなら,目の前で使用人とヤって見せるというAVのない時代特有のやり方で立たせようとしてみたり,弟が首斬り家の少女にフラれたとあらば吉原に連れて行ってやる。
また,弟の馴染みの遊女が働いていた遊郭がブラック企業で,自殺未遂までしたというなら経営者をやりこめてくれたりする。
単行本にはまだ収録されていないけれど,幸乃助がアヘン,つまり麻薬に手を出してしまうと殴ってでもやめさせたりする。
いつのころからか,僕はこの兄・達臣のファンになってしまい,読み進めてしまった 。

まとめに入るけれど,この『首を斬らねば分かるまい』はいまいちよく分からん漫画である。
たとえば,『カイジ』ならギャンブル漫画だと言えるし,『彼岸島』なら吸血鬼と戦うバトル漫画だと言える。
じゃあ,『首を斬らねば分かるまい』は何の漫画なのだろう。恋愛漫画というには少し違うように思うし,明治を描く時代劇漫画がになるのだろうか。
物語がどういう方向に転がるのか,このあたりが全然分からない。ただ,なぜか読んでしまうし,単行本も買ってしまったんだよなぁ・・・。

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首を斬らねば分かるまい1巻【電子書籍】[ 門馬司 ] ​





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最終更新日  2020.03.26 17:31:55
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