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2020.12.25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
​​​隋唐演義を初めて読んだのは,大学生のころだったと思う。
三国志演義のように悲劇で終わることなく,実質的な主人公が勝ち組である唐に所属する武将,秦叔宝だというから読んでいて辛いということはさほどなかく,120斤の重量武器を振り回す秦叔宝に夢中になって読んだように思う。
かねてから,隋唐演義とは別に説唐演義というものがあり,こちらは隋唐十八条好漢といって英雄たちのランキングがついていたり,最強格の李元覇が800斤の錘を振り回すだとか,より荒唐無稽だと聞いていたが翻訳がなく読めないでいた。
今回,その説唐演義のエッセンスも込めたドラマ版の『隋唐演義~集いし46人の英雄と滅びゆく帝国』の全62話を見終わったので感想など書いていきたい。


隋唐演義〜集いし46人の英雄と滅びゆく帝国〜 第2話 楊広 李淵を陥れ 秦瓊 唐国公を救う【動画配信】
(1話は無料で2話から有料なので,リンク先から1話くらいは見て欲しいよ)​​

62話というと大長編である。オープニング,エンディング込みで1話あたり40分と仮定しても約2500分でだうたい40時間くらいかかる。Twitterで感想を書きながら見ていたので振り返ってみると,10月3日から見始めて,12月24日までの約2ヶ月半,1日1話くらいのペースで見ていたことになる。
色々言いたいこともあるので,キャラについて,ストーリーについて,箇条書きで行きたい。

キャラについて


・秦叔宝
本編の主人公格。説唐なら強さランク16位。序盤と終盤はかなり活躍するも,中盤の瓦崗軍に入ってからはいまひつ活躍しなくなる。戦闘能力は高いのだろうが,宇文成都だとか李元覇といった超人にはかなわないのだろうし,武人としても羅成なんかに劣るのだろう。
序盤から義侠心に厚いことで人望を得ているが,官吏でありながら盗賊たちと仲良くしているあたり,ヤクザと仲良くしている警察官を連想してしまい微妙なところである。
特に,義父である楊林との関係について,個人的には釈然としない。この義父・楊林は父の仇であるのだが,秦叔宝の腕前を見込んで娘までくれたのである。それをあっさり裏切るあたり,それはどうなのかなぁ,と思うのだ。

・宇文成都
説唐の十八条好漢の序列2位。1位の李元覇が覚醒するまでは,作中で最強というべき存在であり,秦叔宝たちは宇文成都に歯が立ってなかった。
彼の魅力と言えばその強さももちろんだが,報われぬ恋に苦しんでいたところ。命令を無視して思い人である楊玉児を逃がしてみたり,看病してみたり,色々している。そんな楊玉児が秦叔宝と結婚してしまた恋を引きずっていたりする。
煬帝に,「別の女をやるから」と命じられ,やむなく別の女とエッチしてしまうものの,事後に「やってしまった・・・」と言わんばかりに自己嫌悪に陥っているシーンは涙無しには見られなかった。

・李元覇
説唐だと序列1位。読み書きができい,吃音がある,言動が幼いという点から恐らく知恵遅れという設定なのだろと思う。
作中で最強なのだが,そりゃ800斤の錘を振り回すという驚異のフィジカルがあれば技がなくても強いよね,という感じ。


・徐茂公
軍師。史実で言えば 勣に相当するはず 道服を着ていて羽扇も手にしていたりして,三国志の諸葛孔明を意識したような造形になっている。
たしか,史実の李
​​​​クールであまり感情を出さないキャラのはずなのだが,程咬金が李密に譲位したとき,李密が玉璽と女を交換したとき,単雄信の死には感情をあらわにしており,なんかよく分らんキャラだった。


​​突っ込みどころについて​​
・時間経過について
隋唐演義という物語は長編であるが,時間経過もかなりあるはずである。具体的には,隋が陳を滅ぼして天下統一を果たす西暦588年ころからはじまり,単雄信が死ぬ621年までの約30年間が経過しているはずである。
ところが,その30年で登場人物が老いたり,成長するという描写がほぼない。若い英雄は若い力を維持したまま,美女は美しいまま,老人は老人のままであり,子どもが成長していくというのが全くない。せいぜい秦叔宝がヒゲを生やしたくらい。物語後半,簫皇后が李密を色香で籠絡したが,史実を考えればありえんわけだわな。
ドラマ版では宇文化及が煬帝を殺し,さらにその宇文化及ぶ殺されるまでがわずか1日だったけれど,史実ならば1年はかっているわけで,凝縮したなぁ,と思う。

・合戦シーンについて
合戦シーンについて,たいていは武将どうしの一騎打ちで,雑兵のみなさんは後ろで整列して立っているだけなんですよ。予算の都合なんでしょうな・・・。

・未消化のキャラと設定
惜しいと思うのが,未消化のキャラや設定である。
僕の見逃しでなければ,途中から登場しなくなったキャラなんかがいる。序列3位の裴元慶は宇文成都と戦ったあたりから消えたし,4位の雄闊海なんかいつの間にかいなくなっていた。もちろん,僕が気がつかないうちに戦死していた可能性はあるけれど,
間違いなく途中で消えたと言えるのが,単雄信の妹,単盈盈である。この盈盈,羅成と恋愛関係に有ながらなかなかくっつかない,というのを最終話の2つ前くらいまでやっていたのだが,特に死んだわけでもなく,退場に説明があったわけでもなく,唐突に出なくなった。
これは残念としか言えない。なぜこのキャラが出てきたのか・・・。登場人物が多すぎたせいかもしれん。​

​​
隋唐演義〜集いし46人の英雄と滅びゆく帝国〜 第62話 兄弟 単雄信に別れを告げ 唐 天下を統一す(最終話)【動画配信】





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最終更新日  2020.12.26 15:08:08
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