読書地図

読書地図

2007年10月08日
XML
カテゴリ: 読書
 いわゆる「現代文学」とカテゴライズされる日本の小説を読むようになったのは確か高校生のときでした。一番最初に読んだのが何だか忘れてしまったけど、かなり始めの頃に高橋源一郎の『さようならギャングたち』を読んで、内容というか作者の意図は多分殆どわかっていなかったのだけど、言葉の選び方、構成、全てがあまりにしっくりして、小説の言葉言葉1つが身体に滲み渡るような気がしたものです。それ以来高橋源一郎は『ゴーストバスターズ』までほぼ全て(競馬エッセイ除く)読みました。あと高校生から大学生にかけて読んでいたのは平中悠一を数冊、小林恭二と島田雅彦と松村栄子と辻仁成(辻仁成は中学生のとき?)のデビュー作、長野まゆみを何冊か、それからまあお約束ですが村上春樹と吉本ばなな。村上春樹は大学時代の2度マイブームがやってきて『ねじまき鳥』までは多分全部(それも2回)読んだように思います。吉本ばななは『アムリタ』までは全部。

 その後、いろいろあって同時代の日本文学に対する興味が急速に失せてしまい、本当に時々文芸雑誌を手にしてみたりするくらいで殆ど読んでいなかったのですが、最近ふとしたことで笙野頼子を読み始め、それがなかなかに面白かったので、もう少しニッポンの現代文学を漁ってみようかなあと考えているところです。高橋源一郎の『ニッポンの小説:百年の孤独』も久しぶりに読んだら案外悪くなかったし。そもそも考えてみれば、同時代の同じ国に生きている作家の中で、共感できる人が全くいないというのは随分淋しいことだと思うのです。
ニッポンの小説

 ひとまず自分と世代は全然違いますが、以前数冊読んだ古井由吉を最初の頃から読んでいこうと、まず『行隠れ』を読み、現在は『櫛の火』を読み途中。全然同時代じゃないじゃん!!なのですが、せっかく現代文学を読むのなら、まず近代日本文学なるものをある程度読んで、その文脈の中で考えたいとか思ってしまうのです。その上で『野川』なんかを読みたいなあと。そうやっている内に結局どこにも行き着けないというのはよくある話ですが、『二百回忌』『何もしていない』を読んだのに続いての笙野頼子『居場所もなかった』も手元にあるし、小野正嗣『水に埋もれる墓』鈴木正剛『ロックンロールミシン』も図書館から借りて来たので多分大丈夫かと。

 全然関係ありませんが、小野さんと鈴木さんの名前は、三島由紀夫賞で見つけてきました。第一回が高橋源一郎だったんですよね。あと『二百回忌』もとったっけ。三島賞から「現代文学」を捜してくるんだったら中原昌也と舞城王太郎じゃないの?とも思うのですが、暴力的なものは苦手なのです。いつか読むと思いますが、しばらくは遠ざけつつ。その前にまず町田康を読みたいなあ。

笙野頼子三冠小説集





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年11月16日 19時20分09秒
コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

クレズマー

クレズマー

カテゴリ

バックナンバー

2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: