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01/05 19:53更新
三洋電機は5日、今冬に国内でヒットした充電式カイロ「エネループカイロ」を来冬から、韓国や中国東北部などアジアの寒冷地を中心に輸出する方針を明らかにした。経営再建中の三洋は1000回充電できるニッケル水素電池「エネループ」を軸に関連商品を展開する戦略を進めており、「エネループカイロ」もそのひとつ。ヒット商品の海外展開を通じ、再建に弾みをつける狙いもある。
「エネループカイロ」は、卵を平たくしたような丸みのある形が特徴。500回繰り返して使える経済性と約80グラムという軽さが人気という。
平成18年末の試験販売を経て昨年9月、「エネループカイロ KIR-S2S」として投入。リチウムイオン電池が内蔵され、温度調節は強(約43度)と弱(約39度)の2段階を選べる。充電時間を試験販売モデルの約5時間から約3時間に短縮する一方、使用時間は約6時間から約7時間(弱モード)に延ばしたところ、昨年末までに当初予想の7万個を上回る10万個を販売し、今冬分をほぼ完売した。
三洋によると、約5年間使用可能で店頭価格は4000円前後。充電による電気代を含め「1回当たり約8円」(三洋)としており、1枚50円程度の使い捨てカイロより安上がりという。
使い捨てカイロは「日本独自の文化」といわれるが、台湾の家電量販店では非公式ルートで「エネループカイロ」が販売されるなど、三洋は「アジア諸国で受け入れられる」と判断した。
同社は近く、来冬の商品企画に取りかかるが、国内外で「充電式カイロ旋風」を巻き起こし、販売数は20万個以上と倍増させる計画だ。
5分で充電90%、電気自動車...リチウム電池に東芝が再参入
12/12 18:52
■200億円投じ、佐久工場に新ライン
東芝は、わずか5分間で容量の90%以上の充電が可能な新型リチウムイオン電池「SCiB」を製品化し、来年3月から量産を始める。総額200億円を投じ、東芝電池佐久工場(長野県佐久市)内に量産ラインを新設する。建設機械や電動自転車など産業用のほか、ハイブリッド自動車や電気自動車など自動車用に売り込む。2015年度に1000億円の売上高を目指す。
東芝は携帯電話端末向けのリチウムイオン電池を手がけていたが、採算が悪化し04年に撤退していた。新たに産業向け、自動車向けの高性能リチウムイオン電池を開発し、同市場に再参入する。同社は新型電池に対応する産業用、自動車用電池市場を年間約1兆円と見込んでおり、10%のシェア獲得を目指している。
新型電池は、現行のリチウムイオン電池の20倍以上の急速充電性能に加え、急速な充放電を3000回繰り返しても充電容量がわずか10%程度しか落ちない長寿命も併せ持つ。また、負極材料に燃えにくい酸化物系材料を採用するなど安全性を高めた。
佐久工場では当初、月間15万セルで量産に乗り出すが、2010年度に同100万セルに引き上げる。東芝では「10年度には自動車向けの需要がかなり立ち上がってくる」(河津象司SCiB事業推進統括部部長)とみており、産業用、自動車用の販売比率は10年度に4対6を見込んでいる。ユーザーにはセルを10個直列に配列したモジュール(複合部品)の形で販売する。
東芝によると、生産コストは量産が軌道に乗れば従来品並みに抑えられる見通しという。
電気を蓄える技術 なかなか進歩しないなって思っていたら
こういう時代だからか 結構 捨てたもんじゃないなってとこまで来てますね。
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