タコ社長,オーストラリア・メルボルンのスローライフな日々

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テーマ: 海外生活(7813)
カテゴリ: 移住模索期
2005-10-05 23:51:58




「大丈夫よ、ヒッチハイクで一緒にどう?」ニュージーランドのアーサーズパスという有名な高原地帯のユースで一泊したあと、私は電車でクライストチャーチまで戻ろうとしていたら、旅の途中で一緒になったアメリカ人のリサがそう言う。

リサは27歳の消防士で、休暇を利用してニュージーランドとオーストラリアをの旅の途中だった。長い金髪が束ねられて輝いていて思わず手がでそうになる。1986年の1月のことだった。

このニュージーランドの旅の最初の方では、私もヒッチハイクを試みたが、なかなか車が止まってくれなくて結構大変な目にあった。だからもうニュージーランド旅行中は、二度とヒッチハイクはしないと決めていた。

しかし、どうだろう。リサは日焼けした太ももなんか出さなくても、手を上げると瞬く間に一台の車が止まった。私は駅に行きかけていたのだが引き返した。

昔のハリウッドの映画を思い出した。女性が手を上げて止まった車に、隠れていた男性が一緒に同乗するというやつだ。男はクラーク・ケーブルだったと思う。タコ青年とクラーク・ケーブルを比べても何も始まらないが。

正直言ってなんだか、リサが止めた車に同乗するのはちょっと照れくさかったが、乗せてくれた人が、スケベそうな金髪狙いとかじゃなくて、本当に親切なオジサンだったので救われた。

これが最後のヒッチハイクではあったが、リサと、この人のお陰で、ニュージーランドののどかな景色を十分に堪能させてもらった。もう、20年近く前の話しでまだヒッチハイクも比較的できた頃の話しだ。

私は、むさ苦しい男とかのヒッチハイカーに出会うことは多く、勿論一度も止めたことはない。全く他意はないのだが、あの時のリサのようなヒッチハイカーには残念ながら未だ会ったことがない。よしんば出会って止まったとしても、草むらから元相撲取りのような怖い男が出てこないとも限らないので、一応素通りすることにはしている。




2005-07-25 12:49:23

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Last updated  2005年10月05日 23時55分39秒
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