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2008年05月01日
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カテゴリ: 愛犬のいる生活
 遠い昔の話だが、横須賀の 浦賀 に住んでいた。

 10年以上も前に他界した 父親 は、 浦賀 造船所で タンカー 船を造っていた。
 昭和の高度成長期の頃である。

 巨大な タンカー 船は、半年、早くて5か月程で完成し、中東へと船出して行った。

進水式 を、となりの中学校の裏山に登って、よく見たものである。

 街の子供たちのほとんどの 父親 が、造船所勤務であったため
 子供たちは タンカー 船の名前、 進水式 の日時を必ず覚えていたものである。

 また、工程後期には小学校の屋上からも、10階建ビルに匹敵する巨大な船体が見えていた。

 ただ、まれに平日の 進水式 もあった。

 そんな日の

 見えもしない窓の外を見たり、黒板の上の時計を何度も見たり
 でも、 先生もそんな子供たちの様子に気づき始めると、切れのいいところで
 教科書を置き、「 進水式 見てきなさい。でも、騒がないこと。

 はやる気持ちを抑えながら屋上に上がると、すでに別のクラスの子供たちがいたりもした。

 音楽隊の演奏とともに、派手な服を着た女性が
 船主に吊るされた シャンパン を、船体に勢いよく投げつける。

 破裂した シャンパン のしぶきとくす玉から飛び立つハト、
 そして、風に舞う紙吹雪の中を、
 巨大な タンカー 船が、船尾からゆっくりと海面へと滑りこんでいった。

 子供たちにとって、造船所で働く 父親 たちは、まさしく ヒーロー だった。

IMG_1966.jpgP5020254.jpg
   午前中はいい天気だったのですが…  昨年植えた クレマチス 、たくさん咲きました。

 もうすぐ の命日だ。






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最終更新日  2008年05月02日 20時48分35秒コメント(0) | コメントを書く
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