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松崎しげる『地平を駆ける獅子を見た』西武ライオンズの球団歌です。ここで、【球団歌】と【応援歌】の具体的な違いとは何だろうか、という点を考えてみます。【球団歌】プロ野球の各チームの公式“テーマソング”のようなものです。基本的に一度制定されると、身売りやチーム名変更の場合を除いて変わることはほとんどありません。ホームゲーム7回の攻撃前に球場で流される(パ・リーグでは、ビジターゲームでも)ことが多いのですが、必ずしも「ラッキー7で流れる=球団歌」とは限りません。例えばヤクルトの場合は7回には『東京音頭』が流れますが、これは正式な球団歌ではありません。ライオンズの場合、7回に流れるのは『吠えろライオンズ』と言う曲で、1990年代後半から登場した【応援歌】です。【応援歌】となると、これは球団が公式に設定した“イメージソング”にあたります。チームのイメージチェンジなどで新しい曲に変わったりすることもよくあります。話を松崎しげるに戻して。この曲はライオンズの所沢移転(つまり、西武ライオンズ誕生)とともに作られました。作詞は阿久悠・作曲が小林亜星の結構なビッグネームが関わっていて、当時の西武グループ(というか、堤オーナー)の意気込みを感じます。現在は球場でオリジナル音源がかかることはありませんが、ライオンズ得点時や5回裏開始時に応援団がサビの部分を演奏しています。曲調といい、松崎しげるの声といい、モロに80年代そのままの雰囲気が残っています。前回取り上げた曲に続き、これも昭和のAMラジオ(文化放送)のにおいがします。子供の頃は、近鉄沿線では八尾の西武百貨店ぐらいしか流れてなかったはずで、そうそう頻繁に行っては無かったはずですが、なぜかこの曲の印象は強く残っています。時代は平成になって、近鉄球団もすでに無く、西武沿線に住むようになってから改めて聞くと、なかなか味のある曲です。松崎しげるのベスト版とかに入っているのでは?
2010/01/09
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