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今日は王子時代の仲間の 佐藤吉行
を喚んで泊まらせる。
「喚ぶ」って、 烈
の家なのに勝手に喚んで泊まらせているあたりが己の傍若無人ぶりをよく物語っている。
「いいよいいよ。泊まってけよ」なんつって。笑。
でも、なんか烈も心得たもので
吉行が現れても、別に変な顔せず
「おお、ヨシユキ。久しぶり」などとあいさつ。
イイ奴。
だから、己は安心して吉行から宿代千円を徴収するのだ。
うそうそうそうそ。
千秋
六畳の畳間。
二階にあって普段は会社の応接室として使われている。
でかい重い偉そうな樹のテーブルがある。
布団は3組ある。
会社で泊まる人、ワケありの人を泊まらせられるようになっているワケだ。
すると烈が仕事を一段落させて二階にあがってきて3人で語る。
酒なんかなくてもいい。
吉行と烈の関係は、昔は、やりたいことがみつからない吉行に対して、烈がアドバイスをするという感じだったのに
今では、NPOで頑張っている吉行に烈が専門的な話を持ちかけるという図式に移行している。
これまた歴史だ。
今、好きな友達とは、必ずしも今同じことをしてつながっている必要はない。
そいつが好きならそれでいいじゃないか。
気長に友達してればタッグを組める日が来るやもしれない。
死ぬ時までついぞタッグが組めなかったとしても友達がいる人生はシアワセなのだ。
千秋が帰ってくる。
「ヨッちゃん!どしたの。」
「いや、多苗さんに無理矢理拉致られて…。」
まぁまぁ。
「ひどいんですよ?電話で十二時集合って言われたんだけど声になんか自信がないから嫌な予感がして、わざと遅れて12時半に来たんだけど、この人ったら更に一時になっても来ないんだから。」
高等な裏の読み合いだ!
烈も布団をもってきて4人でぐちゃぐちゃに布団を敷いて寝る。
いよいよ学生時代の再現だ。
吉行は二時になったら帰らないといけなかったのだが千秋と己に、無理矢理引き留められて布団に寝てみた。
千秋・多苗「まぁまぁヨッちゃん!ヨッちゃん!落ち着けって。まずは布団に寝てみよう。まずは寝てみよう。」
寝てみたら帰れるわけない。
吉行「今日はまずい。絶対かえんなくちゃまずいんだって!」
多苗「てめぇ!布団に寝てみないと分かんない気持ちってあるだろが!帰るとか帰らないとかじゃなくてまずは布団で寝てみろよ、アホウが!!」
千秋「よっちゃん、まずは寝てみよう♪」
烈は喧噪の中、平和にすかすか寝ている。
吉行「ありえないだろー」
寝てみる。
引き留めたって別にそれ以上話をするわけでもなくあっさり寝るんだけど。
吉行「ねっみー、やっべー。山岡さんスミマセーン」
RPGの宿屋の音楽がなって朝になるわけだ。
吉行「やっべー!マジ寝ちった。やっべー。」
なんか山岡さんっていう目上の人に家の留守番してもらってたからどうしても帰らなくちゃいけなかったらしい。
怒られちゃうね♪
こーんなことが千秋と己とそして焦りまくってる当の吉行にもお約束な、吉本新喜劇バリにお約束な現象なのである。
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