趣味探求雑記帳

2026.07.01
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カテゴリ: 刀剣



こんばんは!管理人のてこ08です。
今回はタイトルの通り、刀剣(日本刀)について知りたいと思った初心者の方におすすめの本を一冊ご紹介しようと思います。
ただ、一口に初心者といってもいろんな方がいると思います。
特定の刀剣や刀工(とうこう)に興味がある方。歴史上の人物に関わる刀剣とそのストーリーに興味がある方。刀剣の歴史に興味がある方。鐔(つば)や鞘(さや)、三所物(みところもの)等、刀装具(とうそうぐ)に興味がある方。
いろいろな要素があり様々な楽しみ方がある世界なので、今回ご紹介する本はどのような方におすすめなのかをまずは明確にしておこうと思います。

今回紹介する本にピッタリの方

  • まさにスタートライン。刀剣についての知識はまだほとんど持っていない。
  • 深く入り込むかわからないけれど、教養として基本的な事を広く浅く知りたい。
  • 美術館や博物館に鑑賞に行く前に必要な知識・用語を知りたい。
  • 解説は文字だけでなくビジュアルが欲しい。
以上に当てはまる方は、ぜひまずはこの一冊を読んでみてください。

刀剣の世界への第一歩におすすめの本はこちら!

  • 書籍名:てのひら手帖 図解 日本の刀剣
  • 監修:久保 恭子
  • 発行:株式会社 東京美術
  • ISBN:978-4-8087-1013-2
  • ページ数:143ページ
  • およそのサイズ(cm):縦18.2・横13.0・厚さ1.2
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​おすすめポイント!その1 構成

この本の構成はだいたい次の通りです。
  1. 巻頭カラー
    監修者がピックアップしたと思われる刀剣や刀装具の写真とその解説が書かれています。最初はパラパラと眺めるに留めて、本を読了後におさらいとしてじっくり解説を読むのがおすすめ。理解度が測れる上、わからなかった単語はすぐおさらいすれば知識が身につく速さも変わります。また、解説とともに写真もじっくり見て自分はどこに興味があるのか、何に疑問を持ったのか考えてみるのも、今後の道しるべになるかと思います。
  2. 日本刀の基礎
    刀身・刀装具の各部名称や種別、鑑賞において重要な要素について、シンプルな図と共に紹介されています。それぞれ全ての種類を網羅しているというわけではないのですが、最初はこれを知っていれば問題ない十分な量だと思います。1ページ、もしくは見開きでまとめられているので、あとから再確認したい時に探しやすいのも助かります。
  3. 日本刀の歴史
    基礎の部分で大まかな流れを紹介した後に、各時代について解説されています。ただし、刀工にはほとんど触れず、各時代の傾向を掴む内容となっています。まずはこの本で一本の筋道を作り、そこから今後さまざまな書籍や展示鑑賞で知識を派生させていけるので、最初の一歩として良いと思います。
  4. 日本刀の製作
    日本刀の魅力はそのものの美しさを鑑賞するだけではなく、作り上げる過程や職人の技術・意識(選択とも言い換えられるかもしれません)を感じる事にもあります。この本では、たたら製鉄から研磨までの刀身の製作過程が紹介されています。ぜひこの本を読んだ後は映像、できれば鍛錬(たんれん)は生で一度は見てほしいです。大迫力です。
  5. ミニコラムや付属資料
    この本での大筋は以上なのですが、ところどころでミニコラムや補足情報、巻末には資料が付属しています。日本刀をより深く知れる要素や楽しむ上で大切な情報も載っているので、ぜひ隅々まで読んでいただけたらと思います。

おすすめポイント!その2 最適な文章量とシンプルでわかりやすい図・色使い

​私の至らないさ・未熟さを周知させてしまうので大変恥ずかしいのですが、文章量が多いと頭の中の引き出しに収まらず霧散してしまうような時はないでしょうか。また、多彩なカラーや写真が使われている場合、情報量が多く現実的な規模感・質感が伝えられ大変助かるという事も勿論あるかと思いますが、逆にもっとシンプルに単純な線・少ない色数で描いてくれた方がわかりやすく覚えやすい、とい場面はないでしょうか。この本はまさにそういった場面に対応しています。
実際に鑑賞する時に照らし合わせるのが難しい所もあるにはあるのですが、それは写真で紹介されても同様な部分でもあるので、まずは知識として覚えたいという方にはまさにおすすめポイントです。
また、写真を全く使用していないかと言われればそうではなく、先述の巻頭カラーや写真の方が有効なところには写真が使われています。そういった点でもおすすめです。

おすすめポイント!その3 監修

この本の監修をしたのは久保恭子(くぼやすこ)さんという方で、静岡県三島市にある佐野美術館に学芸員として勤務された後、東京・墨田区にある刀剣博物館を運営する公益財団法人日本美術刀剣保存協会の鑑定業務や博物館の企画展示・普及活動に従事されています。
刀剣博物館は言わずもがなですが、佐野美術館も長年評価の高い刀剣展示を企画されている美術館です。
そういった施設団体で学芸員として関わった経歴を持つ方が監修されていますので、内容や表現の正確性など情報の信頼性は高いかと思います。

この本を読んだ後は……

以上、今回は刀剣の世界への第一歩におすすめの本を紹介しました。
この本を読んだ後、もう少し刀剣の世界を散歩してみようかなと思った方は、ぜひ気になった事柄について調べてみたり、関連書籍を読んでみたり、動画や美術館・博物館で鑑賞してみてください。
この本の良い所をさらにあげると、書籍名に「てのひら手帖」とあるように、決して大きくないサイズ感なので持ち運びがしやすく、「まだ知識の定着に自信が無いけど展示を見に行きたい」という方のお供に持ってこいの本だと思います。
ぜひ、先に述べた「今回紹介する本にピッタリの方」を含めて、手にとってみる事を検討してみてください。
この記事が少しでも参考になれたなら嬉しいです。



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Last updated  2026.07.05 17:49:29
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