交野市内に、住吉神社と呼ばれる神社が、少なくとも2つあります。一つは交野市私部、もう一つは交野市字寺。歩いても20分ほどの距離です。
住吉神社という名前の神社は日本各地にあるようですが、大阪周辺で有名なのは大阪市住吉区の住吉大社ですね。下関市の住吉神社、福岡市博多区の住吉神社とともに、三大住吉とも呼ばれているそうです。
寝屋川の住吉神社 をご紹介しました。いずれも「住吉の神」を祀っています。
住吉の神とは、底筒男命・中筒男命・表筒男命(そこつつのおのみこと・なかつつのおのみこと・うわつつのおのみこと)のことで、住吉三神とも呼ばれています。息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと=神功皇后)を含めて「住吉大神」とか「住吉四神」と呼ばれることもあります。
大和から瀬戸内を通って大陸へと向かうルート沿いに多く祀られているそうです。航海の安全を祈ってのことでしょう。
しかし交野市は淀川からも少し離れ、航海とはあまり関係なさそうな気がします。なぜこの地に2つも住吉神社があるのか。交野市内には住吉大神を祀る神社としてほかにも磐船神社、郡津神社、星田神社、天田神社などがあります。なんとも不思議です。
交野市の南端にある磐船神社には、「天の磐船」と呼ばれるご神体があり、これに乗って饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天から降りてきたとする神話もあります。饒速日命はかつてこの地を支配していた物部氏の祖神とされております。
物部氏が曽我氏に滅ぼされて以降、饒速日命を祀るのがはばかられるようになり、表向きは住吉の神を祀るようになったという説もあります。真偽はよくわかりませんが、磐船神社のご神体に、何かのヒントがあるのかもしれません。
「住吉神社前」バス停
さて、私部1丁目にある住吉神社に話を戻しましょう。
住吉神社
同上
石の大鳥居
萬延元年(1860年)閏三月に建てられたようです。その前の鳥居が大風で倒れたため、再建したとのことです。
境内
拝殿
本殿
本殿は、奈良の春日神社の旧社殿を譲り受けたのだそうで、「春日造り」の様式です。
奉納された絵馬
受験のシーズンもそろそろ終盤でしょうか。この日は風が強く、掛けられた絵馬がカラカラと音を立てていました。
神輿蔵
ここに神輿が収められているんですね。
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