このところ多忙につき更新が遅れ気味ですが、気長にお付き合いくださいませ。
さて、石清水八幡宮の頓宮は修復工事に入りましたが、そのすぐ隣には「高良(こうら)神社」という神社があります。
高良神社
高良神社は石清水八幡宮の摂社であるとともに、旧八幡町の氏神でもあります。
拝殿
創建は9世紀半ば、貞観2年(860年)あるいは同11年(869年)と言われております。
本殿(正面)と拝殿(左)
社殿は慶應4年(1868年)の「鳥羽伏見の戦」(戊辰戦争)によって焼かれてしまいましたが、明治17年(1884年)に再建、明治39年(1906年)に現在の場所に移されました。現在の社殿は大正4年(1915年)に再築されたものです。
高良神社は、吉田兼好の徒然草にも出てきます。第五十二段、「仁和寺にある法師」です。
仁和寺(にんなじ)にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩より詣でけり。極楽寺・高良などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年比思ひつること、果し侍りぬ。聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、神へ参るこそ本意なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。
読まれた方もいらっしゃると思います。石清水八幡宮の社殿は山の上にあるのに、ふもとの神社などに詣でて満足して帰ってきたという話です。何事にも「せんだち」、つまり案内役は必要だ、ということなんですが、それにしても、勘違いするほどに賑わっていたということなんでしょうね。
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