宇治橋の西詰から宇治川に沿って、上流に1キロほど行ったところに、「宿木之古蹟」があります。府道3号線が宇治の市街地を抜け、天ヶ瀬ダムに向かって山の中に入って行こうとする地点です。
「宿木之古蹟」
背後に宇治川が流れています。
同上
同上
「宿木」は源氏物語の第四十九帖、薫が25歳から26歳のころの話です。帖の名は、薫が詠んだ「やどりきと 思ひ出でずは 木のもとの 旅寝もいかに さびしからまし」に由来するようです。
匂宮(におうのみや)によって二条院に迎え入れられた中君(なかのきみ)は、懐妊します。ときどき薫が訪れて中君を慰めますが、匂宮は薫に疑いを持つようになります。
薫に縁談があり、大君が忘れられないままに、承諾してしまいます。
あるとき、中君から異母妹の浮舟のことを聞いた薫は、偶然に浮舟を見かけます。その容姿は亡き大君にそっくりで、薫は強く心を惹かれていくのでした。
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