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2011年09月08日
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宇治橋西詰交差点から南西へ200メートルほど、宇治橋通商店街の中にある長屋門をくぐると「宇治・上林記念館」があります。

京阪宇治駅周辺 上林記念館宇治・上林記念館

この門は元禄11年(1698年)の大火で類焼した後に再建され、250余年が経っているそうです。

パンフレットによると、「上林家は、もと丹波上林郷(京都府綾部市)に居住する豪族」で、「永禄年間に初代久重が宇治に移住し、茶業に携わったのが、宇治茶と上林家の結びつきの始まり」だとしています。永禄年間(1558年~1570年)といいますから、安土桃山時代が始まろうとしている時代ですね。

「久重の4人の子息はそれぞれ一家を興し、上林久茂、上林味卜、上林春松、上林竹庵となり宇治茶業界を代表する茶師として、生産流通に重要な役割を果たす」ことになります。

天正10年(1582年)の本能寺の変では、堺にいた徳川家康が三河に戻る際、長男の久茂(ひさもち)らが信楽まで先導し、その功績により代官に取り立てられたといいます。

四男の竹庵は22歳のときに徳川家康に出仕し、三河・土呂郷で製茶の指導をしたといいます。その後、宇治に帰り茶師となるのですが、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは伏見城に籠城し戦死しています。その軍功によって、上林一族が宇治のお茶師の支配に当たることになったようです。

記念館では、安土桃山時代にフィリピンを経由して渡来した「ルソンつぼ」や、お茶壷道中に使われた輿、当時の製茶の様子、豊臣秀吉、千利休、小堀遠州などとやりとりした書状などが紹介されています。

京阪宇治駅周辺 上林記念館記念館と直営店

三男の春松(しゅんしょう)の名を掲げる「上林春松商店」の直営店が、記念館の隣にオープンしたのは昨年(2010年)3月のこと。お茶席もあって、美味しい茶菓子とともにお茶を味わうことができます。

「上林」を名乗るお店はいくつかあります。私には元祖と本家と宗家の違いは分かりませんが、美味しいお茶を作ることで競い合って欲しいものです。平等院表参道商店街で聞かされた隣りの店の悪口は論外です。

コカコーラの製品でお茶のペットボトル「綾鷹」をご存じですか? 「上林春松本店」とのコラボで開発したそうです。伝統とともに、時代に合った新しい製品を開発することも大事なことなんでしょうね。






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最終更新日  2011年09月10日 16時17分55秒 コメント(4) | コメントを書く
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