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茶碗子の水
京都市伏見区深草野手町
京阪本線・深草駅より東へ徒歩5分ここの湧き水には言い伝えがあります。
その昔、都に住む茶人が宇治川の水をくませて茶の湯に用いていたそうです。ある日、宇治橋まで水をくみに行った使いの者は、帰り路にこの近くで水をこぼしてしまい、仕方なく、このわき水を持ち帰って知らん顔をしていました。
水が違うことに気付いた主人は使いの者を問い詰めます。使いの者は恐る恐る事の次第を話したところ、「宇治川の水に勝る」とほめられたといいます。それ以降は、宇治まで行く必要がなくなったそうです。
湧き水は、飲み水としてだけでなく、野菜を洗うためにも使われていました。名水として大切にされてきましたが、2007年ごろに枯れてしまったんだそうです。いまでは蓋をされてしまって跡が残るだけになっています。
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