Tarsha's Trace

Tarsha's Trace

2008.08.08
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ルームメイトの後輩が泣いているのだ。仕切りで区切られていて見えないけれど、分かる。

こういう時は、どうしたらいいのか。


私も一人、泣くときがある。でも、そういう場合、誰にも見られたくない。部屋に誰かいるときは、壁に向かった机から席を立たない。顔が見えないように。鼻もあまりかむと悟られるので、最小限に抑える。


彼女は昨日、ターシャに悩みを打ち明けてくれたのだった。

人間関係だった。外国にいるのに、日本人同士の。

気持ちはよく理解できた。日本人の変な特性。何かあればみんなで集まることが、暗黙の了解のようになり、そこから1人離れることに対しては気兼ねし、不安を覚えるのだ。

でも、その輪の中にいるのは正直きつい。苦手なタイプもいる。しかし、そこにいない間、周りが自分のことをどう思っているのか気になって仕方がない。


そして、彼女の親友がその輪の中心にいた。自分とは対極にあるタイプ。



内向的な自分に対して、誰とでも仲良くできる社交的な彼女に対する羨望。尊敬。ついつい比較して感じる劣等感。


人間はみんな変化する。だから辛いけれど、自分の知っている姿のみに固執する心は乗り越えなければいけない。


変化が怖いと彼女は答えた。彼女だけ、自分のところにいればいい。

結局、同じところをぐるぐる回る。これまでも似たようなことを経験してきた。それを避けてきたから、今こうしてまた来ているんだ。そう彼女は言った。


きっと、根っこは、寂しいんだ。大事な親友が、自分の知っている親友が、自分のもとから去ってしまうのが。自分のものでなくなるのが。

そして独りになってしまうのが。

そして、2人でいたときには感じなかった、周囲の見えない圧力が怖いんだ。


親友が離れるということは、本当に、ものすごく辛いことだ。分かる。

寂しいだけでなく、相手の変化に憤りもする。


でも、その寂しさと怒りは、結局のところ、自分が乗り越えるしかない。


自分のために。相手のために。




えぇ、と彼女は言った。本当ですか。難しいぃぃ・・・ 

そうだ、自分に苦しみを与えた相手のために祈るのは、きつい。

無声で chant している彼女の後姿が見える。


もうちょっと様子を見たら、声をかけてみよう・・・軽~く。






一人ぼっち おそれずに 生きようと 夢みてた

寂しさ 押し込めて 強い自分を 守っていこう



寂しさを乗り越えるまでは、その寂しさを心に運んでいかなければいけないんだよね。






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最終更新日  2008.08.09 01:55:47 コメント(2) | コメントを書く


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