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カテゴリ: 仕事

いわゆる「住宅ローン控除」、住宅借入金等特別控除というのがあります。

すご~く簡単に言うと、ある一定の家屋を銀行などからお金を借りて購入した場合、借入金の年末残高の1%相当の税金をまけてくれる、という制度です。

国の政策として、「住宅購入の促進」などという目的などから、こんな制度があるわけです。年々、縮小傾向ですけど・・・。

このブログで、確定申告期の無料相談ネタを以前から書いていますが、先週の相談でも、何件か、住宅ローン控除で相談を受けた。

ある方、夫婦共有でマンションを購入しました。持分はそれぞれ二分の一ずつ。共稼ぎだそうです。全額、銀行からの借り入れにより購入したということでした。しかし、ある理由から、奥さんは、銀行から融資が受けられず、借入金の名義は、ご主人だけ。

この場合、住宅ローン控除は、ご主人しか受けられません。全額、借入により購入したわけですけど、その借入金の全部が対象になるわけでなく、共有持ち分の二分の一に対応する部分だけが、対象です。

これは、仕方のないこと・・・。仮に、借入金の名義が、連名、すなわち連帯債務であれば、話は変わりますけど。

それよりも、もっと問題なのは、登記上の持ち分です。マンション購入の原資は、ご主人名義の借入金なのにもかかわらず、外見上、お金をねん出していない奥さんにも持分があるわけです。これは・・・税務上「贈与」ってことになります。

贈与税って、税率がたっかーいんです。

一通りの資料を拝見したところ、このような問題が発覚したので、ご夫婦ともにしどろもどろ。

マンション業者や借入をした銀行からもこのようなことは一切説明を受けなかったそうです。

こういう話は、特殊なのかと言われれば、そうでもないんです。変な話ですけど・・・

。私の友人から、かれこれ10年近く前に同じような相談をされました。

その時の彼の言葉も同じ、「業者や銀行から何にも説明されなかった」。業者に、軽く「二分の一ずつでいいんじゃないですか。」って言われて、それを鵜呑みにし、そのまま実行したとか。

いい加減なんです、業者や銀行さんって。

買ってもらえればいいし、借りてもらえればいい。彼らは、税の専門家ではないですが、住宅ローン控除って、おなじみの税制でしょ。それくらい、きちんと勉強して、お客さんに説明くらいできないでどうするのでしょうか。

悲しいかな、こういう問題は、かなり多い。買う側の勉強不足ってこともある。

一生に一度のおお~きな買い物でしょ?慎重に熟慮しているとは思うけど、税金のことも分からなければ、税理士に相談してみることをお勧めします。

さて、無料相談に来た冒頭の方、その後の対処策をお話させてもらいました。うまくいけばいいですけど・・・。

それにしても、皆さん、借入が好きですよね。

私は、自分の家を持つということを諦めております。それには、いくつか理由がありますが、一番の理由は、「借金が嫌い」ってこと。特に、家のための借金などしたくない!って言うのがある。

私の親の世代、団塊の世代より少し上くらいですが、あの世代の方は、家は借金して建てるべきだったのです。というのも、高度成長期に就職、インフレの時代ですから、昔借りたお金の価値は、年々低くなる。ディスカウントキャッシュフローなんて言いますが、割引現在価値が今の時代に比べて、すごく低かったんです。

だから、家は借金してでも建てろというのは、正論だったわけです。

しかし、今の時代、久しくデフレといわれております。

私の父に、就職時の月給を聞くと、5千円くらいだと・・・。50年近く前のことですから、そのくらいでしょう。それが、短期間に倍くらいの額になったそうです。

私が就職した時の初任給、20万ぴったり。15年位前のことです。では、今の初任給は・・・というと、あまり変わっていない。

自分の家を購入すること、憧れますし、うらやましい。だけど、借金は、うらやましくない。むしろ、気の毒・・・なんて思ってしまう。

終身雇用なんて言葉も死語になりつつあり、先行きも不透明な時代に、多額の借入をして家を購入することは、ある意味リスキーなこと、と私は思う。

だから、お客さんで、ご自宅の購入を検討されている方には、なるべく自己資金を多く、借入は少なくってお話しています。

「子供もいることだし、家、買わないの?」って友人によく聞かれます。「別に、欲しくないんだ。」って、答えますが、友人には、本当は、欲しいんじゃないの、負け惜しみいってんじゃないの?って顔されます。

確かに、欲しいという時期もありましたが、税理士となり、さらに、リアリストとなった今では、多額の借金をしてまで、欲しいと思えないんです。

最近、とても不思議なのは、自分の親が東京に土地・建物を持っているにも関わらず、借金をしてまで、自分の家を建てる方がいるという事実。いずれ、相続でもらうわけだし、それまでは、借家でもいいんじゃないの?って思っちゃうんですけどね。

同世代が家を購入しだすと、俺も俺もとなってしまうような感じがして仕方ない・・・。

そんなに、銀行に儲けさせることないのにね(笑)






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Last updated  2008.02.04 06:36:41
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