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カテゴリ: Science
「地震の日本史 大地は何を語るのか」(寒川旭,中公新書)を読み終わる.

縄文時代から昨年の中越沖地震までの「日本の地震史」を,いわゆるふつうの「日本史」と対比させて年代順に記した本.古文書や遺跡に残された液状化の痕跡などから過去の地震像に迫る「古地震学」「地震考古学」の一般向けの本.

改めて日本の地震の多さに驚くとともに,日本史の中で政変や戦乱とよく対応していることを知った.また,鴨長明の「方丈記」に地震の記述があったり,秀吉の書簡と芭蕉の俳句に地震をナマズと結びつけた記述があったりと,日本史的な視点からも楽しめる.地震とナマズを初めて結びつけたのは秀吉だそうだ.

その秀吉は,慶長伏見地震の際に,国家を安泰にするために設置した仏像がその役目を果たすどころか自ら崩れてしまったのを見て,その仏像に矢を射たそうだ.私は非常に共感してしまった.神仏なんて所詮そんなものである.





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Last updated  2008.01.21 20:32:10


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