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カテゴリ: Science
「『地球のからくり』に挑む」(大河内直彦、新潮新書)を読む。

主に「エネルギー」の観点から「地球」を分析した1冊。人間がいかに大量のエネルギーを使っているかという話から始まり、窒素肥料、化石燃料、人工燃料、ハイドレート、炭素循環、原子力エネルギー、そして現在のエネルギー問題までが論じられている。面白いエピソードも満載。

例えばこんな感じ。

・最近ではCO2とH2Oを反応させて炭化水素を合成する方法が開発されている。

・メンデレーエフは石油無機成因説を唱えたひとりであり、「ソリティア」のトランプに当時知られていた元素名を書いたことをきっかけに元素の周期表に思い当った。

・三池炭田に関するエピソードに阪神・真弓、巨人・原の名前が出てくる(吃驚!)。

・あのマイケル・ファラデーが塩素ハイドレートの研究実験をしていた。

・大気中のCO2濃度の上昇に伴い、O2が減少している(これは考えてみれば当たり前だが、今まで気づかなかった)。

・東日本大震災を引き起こした地震のエネルギーは、2000兆キロジュールと莫大だが、これは平均的な台風の2個分に過ぎない。


P.147に「独壇場」と書いて「どくせんじょう」を振り仮名がある。これは「どくだんじょう」の誤り。しかもよく見てみると「壇」が「つちへん」じゃなくて「てへん」になっているという誤りも。これは執筆者が悪いのか校正者が悪いのか…いい本なだけに惜しい。


「地球のからくり」に挑む/大河内直彦





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Last updated  2012.12.17 21:35:29


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