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カテゴリ: IT
「ITアーキテクト×コンサルタント-未来を築くキャリアパスの歩き方-」(克元亮、ソフトバンククリエイティブ)を読む。

アーキテクト、コンサルそしてプロマネになるためには何をどうしたらいいか、どうやってキャリアを積んでいけばいいかを解説した本。私はあまりこういう実用書というかハウツーものは読まないのだが、タイトルに「アーキテクト」という言葉が入っていたので、チョイスしてみた。というのも、ここ2年情報処理技術者試験のシステムアーキテクトを取得しようと頑張っているからであり、実際目指すところはITアーキテクトであると考えているからである。

「アーキテクチャ」という言葉は、私にとってはなかなか判りにくいし(基本ソフトウェアエンジニアなので、システム構成とかはあまり考えない)、本書はそういう目的でもない。寧ろキャリアの棚卸と積み方について書かれている。実際に何人かのアーキテクトやコンサルタントのインタビューも載っている。しかも、載っている人たちの年齢が自分の年齢に近く、その割に転職歴やキャリアの積み方が全然違っていて、凄いと思うと同時に参考にもなる。ただ私と彼らとでは業務内容が大きく違うというのもあるが(私の対象業務は「科学・工学」なので)。

さて、アーキテクトとコンサルに共通して求められるのは何であろうか?それは「コミュニケーション」。私が苦手とする分野である。私も仕事上、顧客を訪問したり提案書を書いたりするし、提案書に関しては結構自信があるが、顧客と対面で直接ニーズを聞き出したり、顧客自身も何が問題かが判らない時にそれを導き出したりするのには毎回苦労する。この辺に関しては、資格なんかよりも実践あるのみ、それから目標とするアーキテクトなりコンサルの行動から学ぶことが大事とのことである。尤もだと思う。しかし、困ったことに私の周りにはそういうロールモデルの人がいないのである。仕方ないから資格取得の勉強や、こうした書籍での勉強しかないのである。

もうひとつ、本書の良かった点は「必読書」が紹介されていることである。とはいえ、数が多いので全部読みこむことは不可能だし、私の場合金融や会計系の仕事はほとんどしないので(最近、地震保険とかは少しやるが)、そういう本は対象外だし、アーキテクトと言っても私は基本一生技術一本で食べていきたいので、対象本はおのずと絞られる。それでも最低2冊は読んでおきたい本があった。因みに、やはりというべきか「五輪書」を推薦する人がいた。コレ、いろんな分野の人が薦めているが、何がいいのだろうか?私はあまり読む気はしないのだが…相変わらず多くの人が薦めるモノは毛嫌いというか食わず嫌いの傾向がある私である(苦笑)

もうひとつ、「資格」について。ITの世界では資格なんかなくたってSEにもアーキテクトにもコンサルにもプロマネにもなれるので、あくまで自己研鑽と業務だけでは身につかない技能の習得という位置づけにされていて、それもまぁ尤もだと思う。その上で私は上述のSAを獲りたい。あと、コンサルとしてはシステムアナリストと中小企業診断士がいいらしいが、私にはあまり関係ない気がする。むしろアーキテクトにもコンサルにも必要なプロマネの知識・技術が習得できるPMを取得するのが、やはりいいと思う。この点で、今の私の自己研鑽の方向性は間違っていないと確認できた。因みにアーキテクトにとって一番大事なマネジメントは「リスクマネジメント」が一番重要だそうで、これも尤もである。

最後に、本書は2006年初版なので、紹介されている技術は既に陳腐化しているものもあるのに要注意である。しかし、こなれた技術というのは今でも使える。情報処理技術者試験に出るのも、そのレベルの技術がメインなのも納得である。

さて、毎度揚げ足を取るのが恒例になってしまった「締め」だが、今回は私も悩んだところがある。それはシステムを「おさめる」を漢字で書くとどの字なのか、ということだ。「納品」「検収」いずれの言葉も使うので、「納」「収」どっちなのだろう?まぁ「モノ」を「おさめる」ってことでは「納」かなと思うのだが…「検収」は「検」の意味が強いし。漢検2級の名折れである(悲)

今年29冊目読了。


ITアーキテクト×コンサルタント―未来を築くキャリアパスの歩き方―/克元亮





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Last updated  2013.06.08 21:11:48


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