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カテゴリ: Book Review
「ふたりの距離の概算」(米澤穂信、角川文庫)を読む。

「古典部」シリーズ第五弾。古典部の面々も2年生になって「新歓」を行って新入部員を勧誘する。そんな中ひとりの女子生徒が古典部に仮入部する。しかし彼女はある日謎の言葉を残して退部してしまう。主人公のホータローはマラソン大会の最中に関係者と話をし、最近のことを思い出すことによってその謎に迫る、という話。

相変わらずホータローの推理は切れてるし、タイトルの「ふたりの距離」が最終的に何を意味するのかが明らかになるプロセスはとても面白い。思春期・青春期に普遍的に見られる何か真理めいたものが垣間見えるのは、いかにも学園モノだなぁという感じがして、読んでいて心地いい。

いくつか面白かったところを引用させて頂こう。




…手はどこまでも伸びるはず。問題はそうしようと思う意志があるかどうか。


構想段階でスティーヴン・キングの「死のロングウォーク」も意識したという1冊。
これで今年53冊目。


ふたりの距離の概算/米澤穂信





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Last updated  2014.11.07 04:39:20
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