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15日付で書いた記事の続きみたいなもの。今回は映画ドラクエには一切触れません。

その代わりに俎上に上げるのは(というか、私があげられるのはこの人だけ)勿論、スティーヴン・キング。ほとんどの小説が映像化(映画だけでなくTVドラマ等も含む)されている彼の作品だが、私は劇場で観たことはない。理由は15日の記事参照。ただ、TVでやっていればたいがい観るし、更に気になる作品ならばレンタルで観る。それでも観ている作品はほんの一握り。なので、ここで書けるネタも限られている。

でもまぁ、まずはコレでしょ、という作品が「ミスト(原題:霧)」。所謂「ショッピングモールに閉じ込められて…」の作品。外にはどうやら異形の怪物がいて、出て行った人間は帰ってこない(生きた状態では)。そこからの脱出劇を描いた作品なのだが、この作品は「原作忠実度」でいえば「99%」と言っていい。原作のストーリー、キャラクタ、設定をちゃんと忠実に映像化している。しかし、残りの1%すなわち終わり方が原作とは正反対。原作は、大変なことがいろいろ起きたけど、それでもこの先に希望はあると思わせる終わり方なのに、映画の方はそれはそれは身も蓋もない、それまで頑張ってやってきた結果がこんなやるせなく切ない破滅的悲劇だなんて…という感じ。正直私も最初この映画をTVで観た時は、「そんな終わり方ってありかよ~」と思ったのだが、でもあの話の流れ(そしてそこがアメリカであるということ)を考えれば、こういう結末もある意味自然と言えるなぁと思い直したものである。勿論、どちらが好きと問われれば「原作」なのだが、映画の破滅的終焉も私好みではある。

で、何が言いたいかというと、映像化に際して常に言われる「原作忠実度」が99%(私の勝手な採点だが)と非常に高い映像であっても、原作を裏切る結末を描くことは可能だ、ということ。多分、この作品の原作ファンで映画は嫌いという人はそこそこの数いると思う。じゃぁ「原作忠実度」を100%にすればいいかというと、それは最早原作そのものになってしまう。100%の映像化というのは絶対無理。原作のイメージをほんの少しでも損なわれたくないなら、映像化作品は観なければいい。原作を読んで(あるいはゲームならプレイして)いればよい。

だから「原作忠実度」というのは映像化作品の評価の絶対的指標にはならない。勿論、これが低すぎると最初の「シャイニング」みたいなことになるのだが…。

もうひと作品、原作と映画で結末が違うけど、私はどっちも好きという作品がある。「シークレット・ウィンドウ(原題:秘密の窓、秘密の庭)」。イケメンのジョニー・デップ演じる全くイケてない作家が離婚し、しかも自作を盗作だと言い張る頭のおかしな男につけ狙われるという話。これも原作忠実度は90%はあると思うし、それでいながら結末が違う。「ミスト」のように180度違うってほどではないので、どっちかというと原作ファンが受け入れやすいのではないかと思う。

だから何が言いたいかというと、「原作」が好きで好きで堪らなくてこのイメージを誰にも壊させたくないと思うなら、映画館なんぞへ初めから行かなければいい。そういう選択もファン心理として理解できる。でも、「他の誰かのイメージ」を元に作られた映像を観るのも、それはそれで楽しかったりする。例えば、配役ひとつとっても。だから、まぁ、観たい人だけみればいい…という身も蓋もないのが本稿の結論。私は全く映画通ではないけど、たまには観るのもいいと思うけど。





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Last updated  2019.08.24 08:59:31


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