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久しぶりのブログ更新です。
昨年10月勤務先が倒産し(民事再生)その後退職→再就職→初の法人による物件決済(来週金消契約です!)と怒涛のごとき半年でした。なかなかブログも書く余裕が無かったのですがボチボチと更新していければと思っています。
自分の事で詳しく書きたい事はあるのですが、まずは被災地のかたがたの一刻も早い救出と、復興をお祈りし、そして亡くなられたかたがたのご冥福を申し上げます。また今後大家だからこそ出来る事は無いのかなと考えて行動に移さなければとも妻とも話しています。
私自身は家族ともども無事で、義父が仙台出張中で心配したのですが義母が新潟からタクシーで仙台までピックアップしに行き、無事暮らしています。
また親しい先輩が宮古市在住で一時期安否確認できなかったのですが、ご家族ともに無事でホッといたしました。
自分自身の所有物件にも大きな被害はなく、来週決済予定の物件についても大きな被害が無くこちらもホッとしております。
ただ物件に関して言えば、被災地に物件を持っていらっしゃった大家さんの顔も浮かびますし、外国人を多く受け入れていた大家さんの物件が一斉に入居者さんが帰国の途についた為空室が一気に増えてしまったお話等伺うと、喜んではいられません。
私自身の物件も契約は大学との契約ですが留学生を受け入れている物件があるので気にかかります。
さて、大家が空室を現在被災・避難等で困っていらっしゃる方たちに提供できないか、その場合の手続き等について自分なりに調べ行動に移しましたので報告いたします。
現在私は被災地の 千葉県旭市
に近い東金市に3物件を所有しており、今回地震による大きな被害を受けた旭市が近い事もあり管理会社に被災した方向けの賃貸住宅提供の件について伺ったところ実際動きがあるようです。現在地元の不動産業者間でも運用について検討中とのことですがこの管理会社さんは福島からの避難家族2世帯のお世話をしたそうです。すぐ近くの旭市ではなく福島からというのは意外でした。
ただ考えてみると岩手・福島・宮城の被害の大きかった地区から親戚等を頼って避難してきた方たちもそう長くは親戚の家にいるというわけにもいかず、生活の拠点になる賃貸住宅は必要になってくるでしょう。(場合によっては避難ではなく転居に近くなる方もいるでしょう。)
そういう意味では被災して避難された方たちの賃貸需要は全国に及ぶと考えられます。
被災した方たちへの賃貸住宅提供についてはいくつかの団体がシステムを構築しています。
社団法人全国賃貸住宅経営協会 「もしものときの安心住宅」
またこの「安心住宅」への繋ぎをJ-REC 日本不動産コミュニティーが行っているようです。
http://www.ooyakentei.com/newstopics/post_4.html
気になる家賃や敷金・礼金ですが 現行法では 「住宅手当緊急特別措置事業」 で住宅を喪失している方の家賃補助はうけられるようです。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/safety_net/63.html
ただ初期費用や家賃の軽減など一定の「痛み」を大家が負う覚悟は必要になってくるかなと思います。なので高額で条件がいい物件の場合ビジネスとして難しい場合もあるかとは思いますが、敷金や礼金が取りにくいお家賃が高く取れない物件等であれば ご提案しやすいのかなと思います。
私どもでも東金市の1室が3月末に空くのと佐倉市の物件がやはり1室空いたので被災した方や避難してきた方たちに提供したい旨を管理会社にお伝えいたしました。「もしものときの安心住宅」への登録もしようと思っています。
複数のホテルで福島県の被災地から来た方の宿泊を断る事象が出ているといいます。放射能の2次被害を心配しているらしいですが、恐るべき無知で心無い行いで、法人でそういった事が行われているとしたら信じがたい事ですね。こういう非常時にこそ思いやりと助け合いの心を大事にしたいと思います。
今後の経緯についてもまた書いていきたいと思います。