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2024.09.11
カテゴリ： 園芸
中日春秋 （書写）
記録とは偉業成し遂げ九月場所
プロ野球記録の２２１５試合連続出場を果たした「鉄人」と呼ば
れた元広島の衣笠祥雄さんは死球で肩甲骨を亀裂骨折した翌日も代
打でフルスイングした。結果は３球三振。左手親指を骨折した時は
、グラブの指の穴に指を守る筒を入れた▼長いシーズンを見据え、
けがなくても主力を時に休ませる現代ではそう見られない強行出場
か。自伝では、けがは何度もあったがアキレス腱など致命的なけが
がないのが幸運だった―と振り返る。けがをしないよう神経を使っ
て練習もしたという▼各界の鉄人こと幕内の玉鷲が昨日、初土俵か
らの通算連続出場を１６３１回に伸ばし単独で史上１位となった。
節目の一番は白星。モンゴル出身39歳の偉業である▼大けがをしな
い力士と言われるが、けがはたびたびらしい。若いころに負傷した
左足親指は腱が切れ踏ん張りがきかない。鎖骨を折ったこともある
とスポーツ紙で読んだ▼「けがは見せない。苦しみは表に出さない
」と決めているそう。しこ、てっぽう、すり足の基礎の稽古を怠ら
ず、けがをしにくい下半身をつくった。鉄人と呼ばれる人の心掛け
はよく似ている▼衣笠さんは休むことが怖かったという。プロは試
合に出ないと意味がないのに、休めばポジションがなくなる―。場
所中の休みは負けと同じ扱いで番付降下にもつながる大相撲。各界
の鉄人も似た思いを秘していようか。
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Last updated
2024.09.11 05:05:39 コメントを書く
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