最新情報 前立腺がんの診断と治療

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2022年01月13日
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カテゴリ: 呼吸法

◆◆  呼吸法と口腔内管理 唾液は重要!  ◆◆

私は、呼吸法と口腔内管理の重要性に、身をもって気付かされました。

口腔内管理の上で、最も重要な役割を果たすのは、

『唾液(だ液)』

です。

唾液は、いつも口の中を潤していてくれています。

それが理想です。

唾液は唾液腺から分泌されます。唾液腺というのは、

1.耳下腺、2.顎下腺、3.舌下腺

の3つです。


​ <唾液の分泌> ​


1. 1 日に出る量は 1 〜 1.5 リットル。
2.唾液の分泌量は、一定ではなく、安静時と刺激時で違う。
3.睡眠中には、ほとんど分泌されない。
(これが問題です)


<唾液の成分(ウィキペディア参照)>


成分の 99.5% が水分であり、無機質と有機質が残りの約半分ずつを占める。
デンプンをマルトース(麦芽糖)へと分解するアミラーゼを含む。
無機質:主要成分は Na+ 、 K+ 、 Ca2+ 、 Cl- 、 HCO3- 、無機リン酸であり、この他、 Mg2+ 、亜硝酸イオンや F- が含まれる。
緩衝作用を持つもの:唾液に含まれる重炭酸塩やリン酸塩
有機物:殺菌・抗菌作用を持つもの:リゾチーム、ラクトフェリン、ヒスタチン、ペルオキシダーゼ(シアロペルオキシダーゼ、ミエロペルオキシダーゼ)、アグルチニン、ディフェンシン、

免疫グロブリン IgA 、 IgG 、 IgM
消化作用を持つもの: 唾液に含まれる消化酵素 プチアリン(アミラーゼ)、マルターゼ、リパーゼ

<唾液の役割>

自浄作用
唾液は、お口の中の汚れを洗い流す。自浄作用が落ちると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病になりやすくなったり口臭がきつくなったりします。


免疫力を保つ
外から浸入してくる細菌などを防ぐ働き。唾液に含まれる「リゾチーム」は、その役割をするものの 1 つで「抗菌作用」を持った「酵素」です。
「リゾチーム」は唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘液、肝臓、腸管など生物体内に広く分布していて、色々な細菌感染から生体を守り、生命維持に欠かせないものなのです。

また、唾液に含まれる
「ムチン」(唾液の中のネバネバ物質)は、菌を凝集させ、「菌塊」として口の内から排出する働きをしています。
さらに「ラクトフェリン」「ペルオキシターゼ」「 IgA 」などの殺菌物質も含まれています。


食塊 ( しょくかい ) を、形成

食物を噛むことで、「唾液」が出ます。さらに飲み込みやすく塊にするために、唾液の中の「ムチン」の成分を利用し、泥団子のように唾液と食べ物を混ぜて 1 つの湿ったカタマリである「食塊」にして、飲み込みやすくしています。

口腔内の粘膜の保護

お口の中には、硬い歯とやわらかい粘膜が同居しています。
しゃべったり、食べたりしても口の中が傷つかないのは、唾液が口の中を潤しているからです。

ここでも「ムチン」が潤滑油として活躍します。

せんべいを噛んだら、とがった部分が口の中にあたって痛いはずです。

なぜ痛くないのか?

唾液があるからです。

そのクッションの役割をしているのは、唾液に含まれている「ムチン」の働きです。


消化を助ける

口は最初の消化器官。「アミラーゼ」という酵素が炭水化物を分解して、消化を助けます。


味覚を感じる


唾液がなければ、味を感じることはできません。

味覚には、味わいを楽しむ役割だけでなく、「食べ物が安全なのか ? 」を一瞬で判断する大切な役割もあります。


極端にすっぱいもの、苦いものを口に含んだとき「ペッ」と反射的に吐き出したことはありませんか?

味覚が毒物と判断すると、反射的に大量の水のような唾液を出し、吐き出します。

無意識のうちに、そのような機能をしているのです。
その際に、唾液は欠かせないものなのです。


細菌の活動を抑える環境を整える ( 中和作用・緩衝作用 )

通常の口腔内は ph6.8 ~ 7.0 で中性を保っています。

糖分を摂取すると PH は酸性に傾き pH5.5 以下になるとエナメル質は生体内で最も硬い組織ですが、酸によって容易に溶解します。

pH が酸性に傾いた環境を中和させる機能のことを pH 緩衝作用といいます。

緩衝作用の働きをする唾液中の成分が重炭酸塩やリン酸塩です。これらは酸を中和し pH を一定に保ち細菌の発生する酸や酸性食品から歯の溶解を防いでいます。

口腔内は、食後すぐに酸性へと傾きますが、唾液により中和されるため食後 30 ~ 40 分程度でもとの状態まで回復します。

pH が回復しない間に間食が多くなると pH も酸性に傾いたまま推移するため虫歯が発生しやすくなります。


歯の保護と虫歯予防 ( 再石灰化 )

歯の成分はカルシウムが多いので、酸に対して弱く、酸性の状態が長く続くと歯の成分が溶け出し虫歯の原因となります。
これを「脱灰(だっかい)」といいます。

唾液には脱灰した歯を再石灰化して、初期虫歯を治す役割も持っています。


パロチン

「若返りホルモン」といわれ、緒方洪庵の孫、緒方知三郎が発見したホルモンです。
成長ホルモンの一種で、体を若々しく保つ機能・骨や歯の再石灰化・新陳代謝を促すなどのアンチエイジング効果があります。


唾液は天然の殺菌消毒薬

NGF(nerve growth factor)
と EGF(epidermal growth factor) が、顎下腺から単離されたことは有名ですが、簡単に言うと神経や上皮を修復、成長させる因子が唾液中にあるのです。

たとえば料理中にうっかり包丁で指を切って出血したらとっさに指をなめる。

これは、唾液中に傷を治す力があることを、本能的に知っているからなのです。

動物が傷を負うとしきりに傷をなめまわしているのもそういうことなのです。

さながら唾液は「天然の殺菌消毒薬」といったところでしょうか。

唾液は、全身状態のバロメーター


運動をした後や、飲酒後、利尿剤服用後(コーヒーやお酒も利尿作用があります)に、十分な水分補給を行わないと、唾液が知らせてくれます。

のどがカラカラ、喉がかわく。

水分補給が不十分だと、口腔内の唾液が教えてくれます。

唾液が、出にくくなってしまうのです。

これは、体内の水分量が足りないサインですので、早急な対処、水分摂取が急がれます。

唾液不足は、口喝は、水分不足のバロメーターです。

​ 『唾液は夜間出ない』 と、↑で説明しました。​

唾液が出ていない状況で、口呼吸を睡眠中行えば、口腔内は、乾いてしまい、細菌などの繁殖の独壇場となります。

このように唾液には、さまざまな有益な作用があることがわかっています。

唾液を活用せずして、口腔内の健康は得られません。

今まで述べてきた中で、大事なのは、繰り返しますが

​ 『睡眠中には、唾液はほとんど分泌されない。』

​

です。

睡眠中の口呼吸は、口腔内の乾燥を招き、唾液の有益な作用を、無駄にしている可能性があります。

睡眠時の口呼吸 → 唾液の枯渇+口腔内乾燥 →  

細菌の繁殖 → 

口腔内咽頭気道の感染症↑、歯周病(歯槽膿漏)、虫歯の進行



いくら毎日 3 度の歯磨きを行っても、また、毎月のように歯医者に行こうが、夜間の口腔内管理が悪ければ、病勢の進行は、毎日とくに睡眠中に進行してしまいます。

口腔内の管理の重要性や目標が、これで見えてきます。

特に夜間睡眠時の口腔内管理、乾燥を防ぐことが、口腔内の健康を維持するうえで重要なことがわかります。


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最終更新日  2022年01月17日 03時39分23秒
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