◆◆ 呼吸法と口腔内管理 鼻呼吸と一酸化窒素と新型コロナウイルス感染症 ◆◆
呼吸法と口腔内管理について、集中的に解説しています。
呼吸法と口腔内管理は、健康を維持するのに重要です。
調べれば調べるほど、奥深く、ウイルス感染、ひいては新型コロナウイルス感染症予防に有望である可能性があります。
Primarily nasal origin of exhaled nitric oxide and absence in Kartagener's syndrome . Eur Respir J. 1994 Aug;7(8):1501-4.
この論文で、正常な副鼻腔では、一酸化窒素が産生されており、上顎洞内の一酸化窒素濃度は、
20ppm
に達していて、十分な殺菌能があり、外界から入ってくる病原菌などから身体を守ります。
余談ですが、一酸化窒素は、血管拡張作用があり、
ED
治療薬のバイアグラは、一酸化窒素の作用を利用しています。
血管拡張作用により、鼻腔の繊毛の動きを活発化するという話もあります。
上顎洞の一酸化窒素は、感染防止に役立っている可能性があります。
動物では、霊長類と象だけが、鼻でこの一酸化窒素を産生しているようです。
(
Endogenous nitric oxide in the airways of different animal species
.
Acta Anaesthesiol Scand. 1997 Oct;41(9):1133-41.
)
鼻呼吸により外界からの空気を上顎洞に通すことで、
一酸化窒素の殺菌作用を利用している可能性があります。
新型コロナウイルスが感染経路は、上気道が主だと思います。
鼻呼吸は、一酸化窒素によりある程度の感染予防になっている可能性があります。
カナダの研究所で開発された、一酸化窒素の点鼻薬『
Enovid
』は、新型コロナウイルスを
24
時間で
95
%、
72
時間で
99
%減少させることが報告されました。
感染初期や疑わしい段階でこの一酸化窒素点鼻薬を使用できれば、感染拡大の歯止めになる可能性があり、現在臨床試験中とのことです。
正常な副鼻腔では、一酸化窒素が産生されており、上顎洞内の一酸化窒素は十分な殺菌能があり、外界から入ってくる病原菌などから身体を守ります。
これが本当であれば、鼻呼吸は、ウイルス感染の防波堤になっている可能性がありますね。
逆に言うと、口呼吸では、空気が上顎洞を通らず直接に咽頭、気道、肺に到達するため、ウイルスや細菌感染になりやすい欠点がありそうです。
夜間睡眠中のみならず、昼間、外出中も、鼻呼吸が推奨されるということになります!
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