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私には、時期によって自分なりのテーマソングみたいなものがあります。
現在の私のテーマソングはさだまさしさんの「道化師のソネット」です。
かなり古い曲です。
昭和、ってカンジです。
この曲を初めてきいたとき、10代だったでしょうか。
そのときも、心に響く素敵な曲だとは思っていました。
けれども、これを大人になって、ある程度の経験を積んでから聞いたとき、本当に奥の深い曲であり、歌詞だと感じました。
この曲は、私が人生で大破局を迎えたときに、よく聞いた曲でもあります。
たくさんの憎悪劇、血みどろの感情、自己攻撃、罪悪感。
愛しているはずなのに、どこか、敵のようになっている相手と、じりじりにらみ合うかのような時間。
けれども、不思議ですね。
憎しみや悲しみを感じながらも、愛も感じるのです。
それも、命がけというか……。
この曲で詠われている内容は、その相手から、私へのメッセージのように感じられたのを覚えています。
あのとき、一度たりとも生まれてきてよかったと感じたことのなかった私が、母に産んでくれてありがとう、と伝えたのを覚えています。
地獄のような状況の中で、どうしてそんな気持ちになったのか分かりません。
地獄と天国は、同時に感じるものなのかもしれません。
今は、あのときのことは癒されて、笑顔になれる私がいます。
けれど、それ以前からあった問題、調子が悪くなると、とたんに、自分自身から逃げ出したいと感じる自分がいます。
自己嫌悪、罪悪感、無価値感。
逃げて、ごまかして、そして、反抗的。
やっかいなのは、自身の意識はなく、反射的だということです。
繰り返し、繰り返しては、怒りに嵌まって動けなくなる自分。
このことが蓄積して、あのカタストロフィーのひきがねになったのでした。
ふくれっつらで、反抗的な自分を感じたとき、この曲を無性に聴きたくなりました。
『持ちきれない程の哀しみを、せめて笑顔が救うのなら』、笑いたい。
そう思ったとき、あのとき私を地獄に突き落とした本人が、私の心からの笑顔を、誰よりも待ち望んでくれていたひとでもあることを思い出しました。
人生をかけて望み、最後に私に残したメッセージでもありました。
笑ってよ君のために
笑ってよ僕のために
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