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この章より木原敏江の漫画「 アンジェリク 」のあらすじを書いていきます。
主な登場人物については ココ
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-第1部-
フランス中西部、モントローのサンセに貧しい男爵一家が住んでいた。4人姉妹の次女・アンジェリクは豊かな金髪と、珍しい緑の瞳を持つ美少女だった。
お転婆な彼女は使用人夫妻に育てられた捨て子で、同い年の二コラとよく自然の中をかけて遊んでいた。
月日は流れ、17歳になったアンジェリクはいつものように二コラと遊んだ帰り、近道だから森を通って行こうと提案。森を通るのは危険だと二コラが止めるのを聞かずに2人は森へ入っていく。
どこからか聞こえてくる歌声に気を取られている2人に盗賊が襲いかかる。危うく売り飛ばされそうになった所を、足が悪く顔に傷のある「詩人」に救われた。
その日の夜、見知らぬ男が入ってきて二コラを連れて行こうとする。育ての父親が賭け事に負けて作った借金の肩代わりだという。
貧乏な男爵家ではお金を用意出来ないので、明日までに借りを2倍にして返すと男に約束したアンジェリクは、隣の領地に住むいとこで、金持ちのプレシ侯爵家へお金を借りに行った。侯爵家には一人息子でアンジェリクが恋するフィリップがいる。
しかし出てきたプレシ侯爵夫人に貧乏な男爵家を侮辱されたため、怒ったアンジェリクは出ていく。館の外で泣いていると、侯爵夫人が誰かと話す声が聞こえた。
アンジェリクは物陰から様子を伺う。夫人らは国王を取り替える陰謀を企てていて、それに関する重要な手紙が入った箱を、壁のタイルに見せかけた隠し扉の中に入れた。先程の部屋に忍び込んだアンジェリクは、男爵家を侮辱した夫人への仕返しに、箱を取り出してプレシ家の木の穴の中に隠す。
お金を用意出来ず落胆したアンジェリクが自宅へ向かうと、サンセの村が盗賊に襲われていた。男爵は村民を自宅の城に避難させたものの、城の塔にいた末娘のマドロンが盗賊の放った矢に当たって亡くなり、村の食料や財産も持って行かれてしまう。
実は以前から大金持ちの伯爵よりアンジェリクに結婚の申込みが来ていた。伯爵と結婚すれば村民や借金を抱える男爵家が救われる。アンジェリクはやむなく結婚を承諾する。
お金の用意が出来なかったため、二コラは男に連れて行かれた。
ついに婚約者の来る日がやってきた。その人は、あの日盗賊からアンジェリクとニコラを助けてくれた詩人だった。名前は「ジョフレ・ド・ペイラック伯爵」。フランス南部のトゥールーズ・ラングドックの大貴族だ。
迎えの馬車でラングドッグに向かうアンジェリク。望んだ婚約ではないので当初はツンツンしていたものの、ジョフレは優しく、道楽貴族とは違い貿易の仕事をしており、時々船で世界中を回っていた。
奴隷だった黒人を救ったり、使用人や友人からの信頼も厚い。顔の傷や足の不自由をものともせず強く生きるジョフレをアンジェリクは次第に愛するようになる。
心を許したアンジェリクはジョフレに、トゥールーズに来る前に陰謀に関する手紙が入った箱を取りに行ったことを話す。
何かの弾みで箱が開き、その中にはフーケ氏・コンデ公・王弟殿下など、複数の立派な貴族の署名が入った手紙と緑の毒薬が入っていた事、怖くなって再度木の穴に戻したことを話す。
不安がるアンジェリクに、あなたは何も見なかった、これは2人だけの秘密だと言って安心させるジョフレ。しかしドアの外から聞き耳を立てる者がいた。
連れ去られた二コラが見つかったら結婚式を挙げることを誓ったアンジェリク。
- 第2部
-に続く・・←第2部の所をクリックするとリンクに飛べます。
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