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あらすじ-第1部-の続き。
↓以下をクリックすると、登場人物紹介やあらすじ-第1部-の確認が出来ます↓
登場人物紹介
-第1部-
-第2部-
婚約から1年が過ぎた1660年、ルイ14世の結婚式の招待状がトゥールーズの屋敷に届く。以前から仲間に宮廷に顔を出すよう忠告されていたが、常に国王の顔色を伺う宮廷貴族を嫌っていたジョフレは理由を付けて断ってきた。しかしパリの宮廷にアンジェリクが行きたがっていることもあり、国王の結婚式に出席することにした。
大雨の影響で結婚式には間に合わなかったものの、ルーブル宮殿の祝賀会には無事出席。美しい黒髪と歌声を持つジョフレと緑の瞳の麗しいアンジェリクはたちまち宮廷貴族の人気を集めた。注目を集めるジョフレに、常に1番でありたいルイ14世は静かに嫉妬の炎を燃やす。
白目のルイ14世
国王を警戒して、翌日トゥールーズに帰ることにしたアンジェリクとジョフレ。
ジョフレの元に王弟殿下から手紙が届く。男色家の王弟からのお誘いをお断りする為、ジョフレは1人で出かけた。
30分後、友人のペギラン・ド・ローザン侯爵がジョフレに逮捕状が下りたと知らせにやってきた。その頃・・ジョフレは王弟殿下のいるヴォーの離宮に向かう途中、王の銃士隊に捕らえられた。
アンジェリクはトゥールーズに逃げる為、馬でジョフレを探していた。
途中、あやしい連中に襲われ、肩を刺されて危うく殺されそうになった所を二コラとその仲間に助けられる。
二コラはサンセから連れ去られた後、連れ去った「ボス」が率いる仲間と盗賊をしていた。盗賊仲間には情報通もいて、アンジェリクが婚約者とパリに来ていることを知りアンジェリクの行方を追っていたのだ。
捕らえられたジョフレはバスティーユ牢獄に収監された。
しかし国王の側近の貴族が投獄されるのはよくあることで、しばらく収監された後、国王から恩着せがましく釈放の知らせが届き、国王の寛大さに感謝の意を示すことで国王の威厳が保たれるという流れが当たり前になっていたのでひとまずホッとする。
牢獄も一般にイメージされるような残酷なものではなく、貴族は悪くない環境で召使いも雇うことが出来た。
収監されて数日後、見慣れない修道士が現れジョフレを悪魔だと叫ぶ。すると、ジョフレが飲み残したワインを飲んだ牢獄の使用人が死亡した。
同じ毒の入ったワインを飲んだはずのジョフレが死亡しないため、悪魔だという。
ジョフレは先祖が毒殺された過去があるため、代々少しずつ毒を飲んで体を慣らしてきた。その為死なずに済んだのだ。
悪魔と思われたジョフレはバスティーユの地下牢に移される。何かおかしい。国王が嫉妬した程度ではこのようなことはしない。
事の真相に気付いたジョフレ。同時に3つの陰謀が進行していて、
1・・人々の人気を集めるジョフレを快く思わないルイ14世が、国王への忠誠を確かめ、自身の威厳を保つために適当な理由を付けてジョフレを逮捕。
2・・トゥールーズにいた時、アンジェリクが国王暗殺の陰謀についての手紙と毒薬の話をしたのを誰かが聞いており・・そう、雇ったばかりのクレマンという若い男がいた。彼の指には薬のシミが付いていた。アンジェリクが箱を隠したことを知ったプレシの侯爵夫人が毒薬師のクレマンを雇い、使用人としてトゥールーズの屋敷に入り込ませたのだ。
毒殺を試みるが普段から毒に慣らしている2人には効かない。チャンスを狙っていた陰謀一味は、ジョフレが収監されたことを利用して、陰謀はジョフレが企てたものとして抹殺しようとしている。奥方のアンジェリクは後でいつでも殺せるだろう。
3・・地下牢で大貴族のジョフレに異常とも思える拷問をする修道士。修道士は陰謀一味に雇われた男だが、以前サンセの森でアンジェリクとニコラが盗賊に襲われた際、倒した盗賊の打ち所が悪く亡くなった。この修道士は亡くなった盗賊の兄で、ジョフレを恨んでいた。
そこへジョフレが逮捕されてバスティーユ牢獄にいることを知る。陰謀一味と利害が一致した修道士は「私が悪魔のチカラで国王の暗殺を企てた」と自白させる仕事を引き受け、処刑に持ち込もうとする。
数か月後・・肩を刺されて動けないアンジェリクは二コラのいるボスのアジトで介抱を受けていたが、歩けるまでに回復した。
アンジェリクは、ペギラン・ド・ローザン侯爵と一緒に宮殿に出向き、ジョフレの無実を訴える。
証拠となる陰謀の箱を持ってくることを誓い、1か月の猶予をもらう。
二コラがプレシ侯爵家の木の穴に隠してある陰謀の箱を取りに行ってくれることになった。
二コラは無事に箱を持ち帰り、中の署名の入った手紙と緑の毒薬を確認するアンジェリク。これでジョフレが救われる!
約束の1か月後、約束の箱を持って宮殿に現れたアンジェリク。
ところが、直前まで確かに箱の中身を確認していたのに、国王が箱を開くと、そこには白紙の紙が1枚入っているだけだった。
侮辱されたと思ったルイ14世はこのような罪を奥方に犯させたジョフレ・ド・ペイラックの伯爵の称号と財産を没収、1か月後に火刑にすることを決定。
ペギランをはじめ、ベルナール、セルバローといったジョフレの友人までがアンジェリクを見捨てて去ってしまう。
絶望したアンジェリクは、最後の望みで、国王お気に入りの陸軍元帥で、初恋のいとこであるフィリップ・ド・プレシ侯爵にジョフレを処刑しないよう国王に頼んで欲しいとお願いに行く。
国王のやる事は絶対と教えられて育ったフィリップは頼みを断る。アンジェリクを気絶させ、サンセに返すため彼女の両親を呼び寄せる。
アンジェリクが気が付くと両親がいた。国家反逆者になり下がったジョフレと結婚していなかった事を喜ぶ両親。アンジェリクを連れ帰ろうとしたが、アンジェリクは両親に別れを告げ、パリへ向かって裸足で駆けだす。
馬も無い状況で、金髪を売って飢えと寒さを凌ぎながらパリに向かう。途中で倒れた所を、通りがかった二コラの盗賊仲間で吟遊詩人のクロードに助けられた。
どうにかパリに着いたが、今まさにジョフレが処刑される所だった。
クロードが機転を利かせて、最後にジョフレにその姿を見てもらうことは出来たが、ついに火刑が執行された。
ジョフレの処刑に貢献したコーナン・ベシェール修道士が「司教」に昇格した。
その帰り道、復讐の為ナイフを持ったアンジェリクに襲われる。
片腕に傷を付けた程度だったが、バランスを失ったベシェールは川に落ちる。泳げず助けを求めるベシェールに石を投げつけるアンジェリク。
アンジェリクの後ろに控えていた二コラの仲間たちの演出で、無実の罪を着せられたジョフレの祟りと勘違いしたベシェールは心臓発作で水に沈む。
ジョフレが処刑されたショックでしばらくは茫然としていたアンジェリクだったが、献身的に励ましてくれる二コラの気持ちに答えようと、
3年待ってくれるようお願いする。
- 第3部
-に続く・・←第3部の所をクリックするとリンクに飛べます。
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